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Lifehacker 2024年8月21日掲載の記事より転載

日々のデスクワークや趣味で、画像を編集することがありますよね。

サイズ変更やファイル名を統一して変更する場合、手作業で行なうと地味に時間がかかってしまいます。

そこで今回は、ChatGPTを使って、簡単な画像編集と統一したタイトルを付け直す方法をご紹介します。

AIワークハック:ChatGPTで画像編集を効率化する

画像の一括編集にはオンラインツールを使用するのが一般的ですが、ChatGPTを利用することで、以下のような利点があります。

・画像のリサイズやタイトルの付け直しなどの複数の作業を一度に指示できる

・追加のソフトウェアのインストールが不要

・直感的な言葉での指示が可能

新しいアプリを使うときは、どうしてもインストールしたり、使い方を調べたりする時間や手間がかかります。ChatGPTなら、指示を出すだけで作業してくれるので、何度もコピペしたり、アプリをインストールしたりする必要がありません。

実際に指示してみた

ChatGPTに画像を投稿し、以下のような指示を出しました。

これらの画像を幅640、解像度72にリサイズしてください。ファイル名は「20240815_Yoro_通し番号」にしてください。通し番号の順番は撮影した日時と時刻の順になるようにしてください。

この一文で、サイズ変更、解像度調整、ファイル名の変更という3つの作業を同時に指示できます。

リサイズされた画像はリンクからダウンロード

ChatGPTは指示に従って画像を処理し、編集後の画像をダウンロードできるリンクを出力してくれます。

リンクをクリックするとダウンロードが始まり、所定のフォルダに保存されます。

jpegからpngへの変換も一言で

さらに、フォーマットの変更もできます。PNGで出力するよう指示を出したら変換してくれました。

注意点:一度に処理できるのは10枚まで

ChatGPTを使った画像編集は便利な反面、いくつかの制限があります。

・一度に処理できる画像数は最大10枚まで。

・時間が経過するとダウンロードできなくなる。

一度に大量の画像を読み取ることができません。枚数が増える場合は、オンラインツールを活用したり、10枚ずつに区切って送信したりすると良いでしょう。同じチャット上であれば、逐一プロンプトを再入力する必要もありません。

また、ChatGPT上で出力されたファイルは速やかに保存しましょう。

AI活用は柔軟に発想して使ってみる

今回の方法は、画像のリサイズや名前の変更を手作業で行なっているときに、だんだん面倒に感じて、ふと「ChatGPTならできそう」と思ったのがきっかけでした。ある程度パターン化している作業は、生成AIでできないかどうか試してみる価値があります。

うまくいかなくても「ここまでは生成AIでできる・できない」という知見がたまるでしょう。

これまで当たり前にやってきたデスクワークを、思い切って生成AIに投げかけてみると新しい発見があるかもしれません。 Photo: Shutterstock