10月3日はアンパンマンの日! 今回は、アンパンマンのあんこはつぶあんなのかこしあんなのか、しょくぱんまんが顔をちぎらない理由など、アンパンマンの豆知識をご紹介します。(サムネイル画像:Amazonより)

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10月3日はアンパンマンの日!

1988年10月3日に、アニメ『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)の放送が開始されたことにちなんで制定されました。

今回は、アンパンマンのあんこはつぶあんなのかこしあんなのか、しょくぱんまんが顔をちぎらない理由など、アンパンマンの豆知識をご紹介します。

アンパンマンはつぶあん? それともこしあん?

アンパンマンは、おなかを空かせた子に自分の顔を差し出す正義のヒーロー。

戦争を経験した作者のやなせたかし先生の「ひもじい人を助けることが一番の正義である」という信念に基づいています。

そんなアンパンマンの頭のあんは、つぶあんなのかこしあんか、ご存じでしょうか。

正解は、つぶあん。やなせ先生はインタビューで「たくさんの粒がないといけない。たくさんの人がいてひとつのことができるんです。濾しアンだとひとつひとつ粒が残らないでしょ」とつぶあんへのこだわりを語っています。

しょくぱんまんが顔をちぎらない理由とは?

アンパンマンがつぶあんなら、カレーパンマンのカレーが何カレーなのかも気になりますよね。

公式Webサイトによると「何が入っているかは秘密」とのこと。おなかを空かせた子に対しては、アンパンマンのように頭をちぎることはせず、カレーライスを作って振る舞います。カレーパンじゃないんだ……!

また、しょくぱんまんも顔をちぎってあげることはなく、トースター山にある自前のパン工場で作った食パンを振る舞います。

やなせ先生によると「顔が欠けるのはみっともなくてイヤなので、食パンを配っています」とのこと。それアンパンマンの前で言えるのかよ……! 三者三様で面白いですね。

ドキンちゃんのモデルは名作映画の主人公!

そんなクールなしょくぱんまんのことが大好きなドキンちゃん。実はある名作映画の主人公がモデルだというのはご存じでしょうか。

その映画は、1939年にアメリカで公開された『風と共に去りぬ』。南北戦争前後の混乱の中で生きる女性を描いた不朽の名作であり「キャラクターがくっきりできている模範例」としてやなせ先生がアンパンマンのキャラクターを増やす際に参考にしたそうです。

著書にて「主役のスカーレット・オハラは美人でわがままで強気で相当嫌な性格。それでも女優はみんなやりたがります。アンパンマンでいえばドキンちゃんですね」と語られています。

ドキンちゃんの瞳が緑色なのも、映画でスカーレット・オハラを演じた俳優ヴィヴィアン・リーをモデルにしたためだといわれています。

たくさんの魅力的なキャラクターたちが登場する『それいけ!アンパンマン』は、現在でも日本テレビにて金曜10時55分から放送中。

大人の皆さまも、この機会に改めて見てみてはいかがでしょうか。

この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル「コントするイシカワくん」シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。
(文:石川 カズキ)