残り2試合 大谷翔平が打率.309に伸ばす！逆転『三冠王』へ望み繋ぐ 打率1位アラエスとの差を7厘→5厘に
写真：AP/アフロ
＜2024年9月27日（金）（日本時間28日）MLB コロラド・ロッキーズ 対 ロサンゼルス・ドジャース ＠クアーズ・フィールド＞
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昨日パドレスとの直接対決を制して3年連続の地区優勝を果たしたドジャースはレギュラーシーズン最終カードとなる敵地ロッキーズとの3連戦を迎えた。
メジャー7年目にして初の地区優勝、シャンパンファイトの悲願を達成した大谷翔平（30）が敵地ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。
大谷は5打数4安打4打点1本塁打1盗塁での大活躍で勝利に貢献。猛打賞の大谷は打率を.305から.309にまで上げてランキング2位に浮上した。
レギュラーシーズン残り2試合で逆転での「三冠王」へ望みを繋いだ。
打率リーグトップのパドレス・アラエスも大谷に負けじと、この日5打数3安打で打率を.312から.314に伸ばした。
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初回の第1打席はロッキーズ先発・クワントリル（29）の初球高めのシンカーに手を出して遊ゴロ。
4-1とリードした2回第2打席の場面では1死一、二塁のチャンスで右前適時打放って10試合連続安打をマークする。
次のベッツの打席ですかさず二盗に成功。相手捕手のスターリングズ（34）の悪送球で三塁まで進塁。これで盗塁は34回連続成功、成功率は93.4％となった。
今季57個目の盗塁を決めた大谷は2001年にイチローが記録したシーズン56盗塁を塗り替え、日本人メジャーリーガーのシーズン最多盗塁記録を更新した。
4回1死一塁の第3打席ではロッキーズ2番手モリーナの内角低めのカーブを捉えた強烈な打球は右前へ。この日2安打として3試合連続のマルチ安打を記録。
さらに6回には無死二、三塁のチャンスの場面で2番手モリーナの投じた6球目、甘く入った高めのチェンジアップをフルスイング。
打った瞬間にホームランとわかる完璧に捉えた打球はグングン伸びて、そのままクアーズ・フィールドのライトスタンド3階席へと着弾。
飛距離は436フィート（132.9メートル）。今季54号となる特大弾を放った大谷はこれで54本塁打57盗塁として「55-55」まであと1本塁打とした。
止まらない大谷は8回の第5打席でも4番手のペラルタの初球を弾き返し、この日4安打として打率を.305から.309に伸ばした。
大谷は28日現時点で157試合に出場して、627打数194安打 打率.309、54本塁打、130打点、57盗塁、OPSは1.041としている。本塁打、打点に関しては2位以下を引き離しており二冠は当確としている。
打率は最近不調だったリーグトップのパドレスのアラエスがこの日5打数3安打として打率を.312から.314に上げたが、大谷がリーグ2位の.309として5厘差まで縮めている。
シーズン残り2試合で3割・30本塁打・30盗塁の「トリプルスリー」、「55-55」、そして本塁打、打点、打率の「三冠王」に望みを繋いだ。
＜ナ・リーグ 打者成績＞※9/28 試合終了時点
■本塁打
順位：名前（所属チーム）本塁打
1位 大谷翔平（ドジャース）54
2位 オズナ（ブレーブス）39
3位 シュワバー（フィリーズ）38
■打点
順位：名前（所属チーム）打点
1位：大谷翔平（ドジャース）130
2位：アダメズ（ブリュワーズ）111
3位：マチャド（パドレス）105
■打率
1位：アラエス（パドレス）.314
2位：大谷（ドジャース）.309
3位：オズナ（ブレーブス）.308
