西武・栗山巧、ソフトバンク最終戦で大仕事 オスナから代打逆転2点打「悔しい思いをさせてきたし何とか最後くらいは」
◆ソフトバンク2―4西武（26日、みずほペイペイドーム）
西武の大ベテランが貫禄の一打だ。1点を追う9回2死満塁。代打で登場した栗山巧がオスナから逆転の2点適時打を右前に運んだ。長谷川にも適時打が出て一挙3点を奪い、優勝を決めているソフトバンクとの今季最終戦を逆転勝ちで締めた。
無死満塁から外崎修汰と元山飛優が連続三振。土壇場で登場した栗山はオスナとは初対戦だった。「映像や実際見ることでしかイメージできなかったが、いい投手には変わりない。思い切りいくだけだった。感触はめちゃくちゃ良かった」。初球の外角直球を見事に捉えた。
西武一筋23年目の好打者は、殊勲の一打で通算2148安打。渡辺監督代行も「やっぱり役者が違う」と絶賛した。ソフトバンクには今季初対戦から6連敗を喫するなど8勝17敗と大きく負け越したが、最後に福岡のレオ党を歓喜させた。栗山は「悔しい思いをたくさんさせてきたし、何とか最後くらいはと思っていた。形にできて良かった」と目を細めた。（林 原弘）
