イスラエル、要人の暗殺計画阻止と発表 軍はレバノン南部を攻撃

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[エルサレム  19日 ロイター] - イスラエル治安当局は19日、イランが支援する暗殺計画に関与した疑いで、イスラエル国籍の実業家を先月逮捕したと発表した。

この人物はトルコとつながりがあり、イランで少なくとも2回の会合に出席し、イスラエルのネタニヤフ首相、ガラント国防相、総保安庁(シンベト)のバー長官らの暗殺について話し合っていたという。

イスラエル軍は18日夜から19日にかけてレバノン南部の複数の標的を戦闘機などが攻撃したと発表した。

レバノン南部シヒネなどのイスラム教シーア派組織ヒズボラの標的やキアムにあるヒズボラの武器倉庫を攻撃した。

イスラエルメディアは、レバノンからの対戦車ミサイルによる攻撃で複数の民間人が負傷したと報じたが、公式の確認はない。

ヒズボラは18日にイスラエルに向けて約20発のミサイルを発射したが、イスラエル軍によると大半は防空システムによって迎撃され、負傷者は出なかった。

ガラント国防相は18日、戦いが新たな段階に移行しつつあり、焦点は北部国境に移っていると述べている。

ヒスボラ側では17日と18日に戦闘員が使用していた通信機器が一斉に爆発し、多数の死傷者が出た。ヒズボラはイスラエルに対する報復を宣言しており、緊張が高まっている。