49個目の盗塁を決めたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

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敵地・マーリンズ戦に「1番・DH」で出場

【MLB】マーリンズ ー ドジャース(日本時間19日・マイアミ)

 ドジャース・大谷翔平投手が18日(日本時間19日)、敵地・マーリンズ戦で今季49個目の盗塁を決めた。史上初の「48本塁打&49盗塁(48-49)」に到達。50-50に残り2本塁打、1盗塁に迫った。マーリンズの地元放送局「バリースポーツ・フロリダ」は“今夜”の快挙達成に期待した。

 初回の第1打席で左前打を放つと、すぐさま二盗を決めた。49盗塁は、日本出身選手では2006年のデーブ・ロバーツ(ドジャース監督)に並んで歴代2位となる。さらに捕手の失策で三塁に進塁。1死からテオスカー・ヘルナンデス外野手の内野ゴロで本塁を狙ったが、挟まれタッチアウトとなった。

 7月23日(同24日)の本拠地・ジャイアンツ戦から26回連続成功となった。アウトになったのは4度。盗塁成功率は92.4%だ。2021年の自己最多26を大幅に上回り、年間52盗塁ペース。日本選手のシーズン最多盗塁は、イチロー氏がルーキーイヤーの2001年に記録した56。23年ぶり記録更新にも期待がかかる。

 快足を飛ばして決めた盗塁に敵地放送局も大興奮。「バリースポーツ・フロリダ」の実況、ポール・セベリーノ氏は「オオタニがいった! 二塁への送球が逸れて三塁に向かった。オオタニは足で試合に影響を与える」とコメントした。

 続けて「今夜50-50を達成できるか考えている人にために。1試合で2盗塁したことが今シーズン9試合もある。複数本塁打の試合も、2試合ある」。過去の記録を引き合いに快挙達成を心待ちにしていた。(Full-Count編集部)