「私、グラビア向きの体ではないので...」でも「サイン入り写真集は8万円」《今もっとも旬な女優》『西園寺さんは家事をしない』松本若菜さんの「昔の写真」が美しすぎた

写真拡大 (全4枚)

いま最も求められる女優

いまもっとも出演オファーが絶えない美人女優といえば、松本若菜(40歳)だろう。9月17日本日最終回を迎える7月期ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)に続き、10月17日スタートの10月期ドラマ『わたしの宝物』(フジテレビ系)に主演することが発表された。

松本は『西園寺さんは家事をしない』で、芸歴18年目にして初めてGP(ゴールデン・プライム)帯の連ドラ主演を果たしたばかりだが、2クール連続でGP帯の連ドラの主演を務めることになる。これほど重宝される理由は何なのだろうか。

「2クール連続で主演するのは異例です。『わたしの宝物』は当初、別の女優で企画が進行していたが、諸事情から降板してしまい。急遽松本に白羽の矢が立ったと言われています。7月クールのドラマが軒並み苦戦する中、『西園寺さんは家事をしない』は好評で、とりわけ女性視聴者からの支持を集めました。いまや様々な悩みを抱えるアラフォー女性を演じさせたらピカイチの存在です。

『西園寺さんは家事をしない』では、仕事は優秀だが家事を一切しない38歳独身女性を演じましたが、『わたしの宝物』では、夫以外の男性との子どもを宿してしまい、苦渋の末に夫との子どもと偽って出産して育てていくヒロインを演じます。爽やかなラブコメとは打って変わって、ドロドロの愛憎劇。前作とはまったく違う役どころです。

演技の幅の広さに加えて、現場受けも抜群です。凛とした、正統派美人ですが、素顔は気さくで親しみやすく、現場でも笑顔と気遣いを欠かしません。まさに、いま現場から最も求められている女優の一人です」(テレビ局関係者)

大物女優が直々にスカウト

40歳にして破竹の勢いの松本だが、現在の大活躍の背景には長い下積みがあったことで知られている。1984年、鳥取県米子市に生まれ、祖父も父親も大工という一家で、三姉妹の末っ子として育った。

地元では美少女として有名だったという松本を見出したのは大物女優だった。15歳のとき、地元・米子にあるサティのフードコートで、偶然営業に来ていた奈美悦子と彼女の所属事務所の社長に「芸能界に興味ある? 東京に来ない?」と声をかけられた。

しかし、このときは芸能界にさほど憧れがなく、スカウトに応じることなく、高校卒業後は地元で就職。化粧品会社の美容部員、美容院の受付、カフェの定員などの社会人経験を重ねた。

転機は21歳のとき。「一度きりの人生。私にしかできない仕事にチャレンジしたい」と一念発起し、スカウトされた事務所に自ら連絡を取って上京した。デビュー間もない頃にインタビューした芸能担当記者が言う。

「親に芸能界入りを伝えたのはアパートを契約してからという事後報告。父親はちゃぶ台をひっくり返すような典型的な昭和の人で猛反対したが、最後は土下座に近い感じでお願いして東京に出てきたとのことです」

私、グラビア向きの体ではないので

もともと女優志望ではなかったが、演技のレッスンをしているうちに芝居の楽しさに目覚め、22歳のときにブレイクの登竜門といわれる戦隊モノの『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)でデビュー。初めて受けたオーディションでいきなり大役をつかむという幸先の良いスタートを切ったが、待っていたのは厳しい現実だった。

「ルックスは際立っていましたが、20代はなかなか作品に恵まれませんでした。グラビアに活路を見出し、DVDや写真集を発売した過去もあります。近年のブレイクを受け、写真集やDVDは2〜3万円というプレミア価格がついており、直筆サイン入りの写真集に至っては8万円の値段がついています。

ファースト写真集に書かれていたキャッチフレーズは『きれいなお姉さん』。水着カットもありましたが、露出は控えめで、際立つのは美貌でした。グラビアは本意ではなかったのかもしれません。『私、グラビア向きの体ではないので…。本物の、グラマラスなグラビアの方に申し訳ないという気持ちです。何でやっているのだろうかと思っています。もういいんじゃないかなという気持ちはあります(笑)』と語っていたことが印象的でした。

インタビューでは『演技の仕事を軸に映画でもドラマでも貪欲にがんばっていきたい。憧れの女優は山口智子さん。同性の方に支持していただけるような女優になりたいです』と語っていましたが、15年以上のときを経て、ようやくそれが現実になりました」(芸能担当記者)

後編記事『「ものすごい美人店員がいる」週6日バイトのうなぎ屋では複数の芸人がアプローチ…《いま最も旬な女優》松本若菜の「長かった下積み時代」と「気になるプライベート」』では、1Kのアパートでもがいた下積み生活や、現在のプライベートについて紹介しています。

「ものすごい美人店員がいると複数の芸人がアプローチ」「雨漏りする1Kに10年近く一人暮らし」…《いま最も旬な女優》松本若菜の「意外すぎる下積み時代」