24F1第17戦、アゼルバイジャンGP決勝。コースに姿を見せたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表(中央、2024年9月15日撮影)。(c)Andrej ISAKOVIC / AFP

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【AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)チーム代表は15日、第17戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2024)決勝の終盤に発生したセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)とフェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)とのクラッシュについて、サインツが原因だと話し、そのせいでチームは表彰台フィニッシュを逃したと話した。

 二人は3位を争っていた残り2周で接触し、どちらもリタイアを強いられたが、ホーナー代表はサインツが横へ移動してきたことが衝突の原因で、そのせいでコンストラクターズ選手権の貴重なポイントを取り逃したと考えている。

 ホーナー代表は「リプレーを見た限りでは、カルロスが左に寄せてきたように見えた」とコメント。「あれで大きなダメージを負った。大事故だ」と話し、「それでポイントを失った。チェコ(ペレス)にとっても、コンストラクターズでも重要なポイントだよ。非常に残念だ」と続けた。

 ホーナー代表は、次戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2025)でサインツにペナルティーを科すべきだと示唆している。サインツとペレスはどちらも自分に非はないと主張し、スチュワードによる聞き取りを経て、いずれも罰則は免れた。

 サインツは「正直に言って、何が起こったか理解できない」「自分は何も悪いことはしていないし、アグレッシブすぎることもしていないと100パーセント確信している」と話した。

 ペレスは「正直、すごくがっかりだ。選手権の点で大惨事だし、こんな形で週末を終えたくなかった」と嘆いた。

【翻訳編集】AFPBB News

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