長らく女子サッカー界をけん引してきたアメリカ女子代表FWアレックス・モーガンが現役引退を発表。8日にはラストマッチに出場した。

 1989年7月2日生まれで現在35歳。10年3月にアメリカ女子代表デビューを飾ると、11年W杯決勝では日本女子代表(なでしこジャパン)と対戦した。後半から出場したモーガンはカウンターから抜け出して先制点を奪い、延長戦でワンバックの得点をアシストするなど、優勝したなでしこを苦しめた。

 15年、19年のW杯制覇、12年ロンドン五輪で金メダル獲得に貢献するなど、長らく代表チームを支え、通算224試合123得点を記録した。

 英『BBC』によると、モーガンは第2子の妊娠が分かり、引退を決断。ラストマッチでは先発出場を果たし、背番号「13」にちなんで前半13分までプレーしてピッチを後にした。

 試合後、モーガンは「本当に素晴らしい経験でした」と語っている。

「日頃から私に挑戦し、私を成長させてくれたチームメイトに感謝したい。私のキャリアには信じられないような瞬間がたくさんあったけど、皆とフィールドで共有したこの最後の瞬間を、私は一生大切にしたいと思います。心の底から感謝します」