西武戦に登板したソフトバンク・松本晴【画像:パーソル パ・リーグTV】

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鷹・松本晴が連敗止める好投…昨年比3.4キロ増の速球で圧倒

■ソフトバンク 3ー1 西武(8日・みずほPayPayドーム)

 ソフトバンクの2年目・松本晴投手が衝撃の進化を遂げている。8日の西武戦(みずほPayPayドーム)に先発して5回2/3を8奪三振1失点で今季2勝目を挙げた。連敗を4で止める立役者となった23歳にファンも歓喜。「救世主現れた〜」「魔改造された」「キレッキレの美しい球筋」と声を寄せた。

 8月25日の日本ハム戦以来、今季3度目の先発を任された松本晴は3回まで無安打投球。2点リードの5回に炭谷の適時三塁打で1点を許したが、失点はこれだけだった。99球を投げて1失点の好投で連敗脱出に大貢献した。

 樟南高から亜大を経て、2022年ドラフト5位でソフトバンクに入団。昨年は1軍で3試合に登板(1先発)して1敗、防御率7.11だった。今季はここまで5登板(3先発)で2勝1敗、防御率2.81。16回を投げて17三振を奪っている。奪三振率は9.56だ。

 セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、速球の平均球速が大きく上がった。昨年は142.4キロだったが、今年は145.8キロ。球速向上が飛躍の要因の1つになっている。

「パーソル パ・リーグTV」が公式YouTubeに動画を投稿すると、ファンは続々反応。「ストレートの伸びが良すぎる」「打ちにくそう〜」「ストレート気持ちよすぎだろ!」「とんでもない化け物になってる」「昨年とは別人過ぎる」「先発の救世主現る!」「ストレートが気持ち良すぎ」「将来のエースピッチャー」とコメントが寄せられた。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。