ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

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敵軍の放送局が沈黙…大谷翔平の“歓迎”を表現

【MLB】エンゼルスドジャース(日本時間4日・アナハイム)

 ドジャース大谷翔平投手が3日(日本時間4日)、敵地で行われたエンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場した。第1打席に入ると、エンゼルスファンもスタンディングオベーション。「MVPコール」も湧き起こった。この光景に、エンゼルスの地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」では“異例の沈黙”が起こった。

 実況を務めるウェイン・ランダッゾ氏は「レギュラーシーズンで(大谷は)初めて、敵軍の選手として打席に立ちます。ショウヘイが打席に向かいます」とアナウンスし、歓声やスタンディングオベーションを表現するために、約30秒間の“沈黙”を行った。

 その後、ランダッゾ氏は「ショウヘイに対して唸るような歓声です。エンゼルスのユニホームを着て2度のMVPを獲得したので、彼は(その歓声に)値します」と説明した。

 解説を務めるマーク・グビザ氏も「かなりアメージングですよね。彼ら(デトマーズと大谷)はともにこの数シーズン、ローテーションを務めていましたので、対戦することは驚くべきことです」と目を丸くした。

 さらに、グビザ氏は「彼は高めの速球に対する対応が非常に得意です。そして、スイングに騙されることはありません。私たちは知っているからです。彼は本当に力強いスイングの持ち主です」と、かつて見てきたスターを“警戒”していた。(Full-Count編集部)