「だいぶサビちゃいましたね」パリ五輪金メダリストがメダル劣化問題で”新たな被害”を報告 「1年後とか何が書いてあったか分からなくなりそう」の声も

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谷川は競技後のイベントでも誇らしげに金メダルを掲げていた(C)Getty Images

 パリ五輪において様々な話題を呼んでいるメダル劣化問題。今回、オリンピアンからまた新たな報告があった。

 体操の男子団体において2大会ぶりの金メダルに輝いた谷川航が、8月24日までに更新した自身のTikTokで金メダルケースを紹介している。

【動画】体操男子金メダリストの谷川が金メダルの新たな”変化”を報告した映像

 「めっちゃデカいんですよ、パリが」と語る通り、動画に登場した前回の東京五輪のものはメダルのみを収納する形でコンパクトになっているのと比べると、サイズも大きく、豪華な印象を与えるメダルケースとなっている。

 そしてケースを開くと、パリ五輪の金メダルが収納されていたが、注目は表側にあたるエッフェル塔を改修した際に出た廃材が表面の一部に使われている六角形の部分だ。

 約10日ほど前に公開された動画でも同じく金メダルを公開しており、一部のサビを指摘していたが、時間の経過とともに六角形の下にあたる部分の塗装が大きくはげて、上部にも一部サビが現れていることが伝わってくる。

 これには谷川自身も「だいぶサビちゃいましたね」と箇所を指摘しながら告白。

 エッフェル塔の廃材を使用しているとはいえ、劣化の速さにはコメント欄にも「こんな早く錆びるもんなの?」「サビやばいね〜」などと驚愕の声が上がった。

 当該部分には「paris 2024」と刻印もされているのだが、サビの部分の面積が段々と拡がっていることもあり「1年後とか何書いてあったか分からなくなりそう」などと、心配する声も。

 五輪メダルの品質問題においては、スケートボード男子ストリートで銅メダルを獲得したナイジャ・ヒューストン(米国)の早期劣化を指摘するSNS投稿から始まり、バドミントン男子シングルスで連覇を果たしたビクトル・アクセルセン(デンマーク)が自身の「X」に東京五輪とパリ五輪の金メダルの状態を比較する動画を投稿するなど、現在においても続々と各国のオリンピアンから報告が上がっている。

 中でも銅メダルの劣化が激しいとされる中で、今後メダル問題はどう決着するのか。製造を担ったパリ造幣局では条件付きで交換に応じるとしている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]