レイトレとDLSSに対応したベンチマークソフト「黒神話:悟空 ベンチマークツール」を使ってみた
2024年8月20日に発売した「黒神話:悟空」はUnreal Engine 5で描かれる美麗グラフィックを特徴としており、レイトレーシングやDLSS 3.5といった高画質化技術にも対応しています。そんな黒神話:悟空の動作FPSを測定できる公式ベンチマークツール「黒神話:悟空 ベンチマークツール」が無料配信されているので、実際に使ってみました。
Steam:黒神話:悟空 ベンチマークツール
「黒神話:悟空 ベンチマークツール」はSteamで配信されているので、まずSteamクライアントをPCにインストールしてから「黒神話:悟空 ベンチマークツール」を検索してクリックします。
配布ページが開いたら「ライブラリに追加」をクリック。
以下の通知が表示されたら「OK」をクリック。
「今すぐ使う」をクリック。
インストール先を指定してから「インストール」をクリック。
インストールが完了したら、デスクトップ上に作成されたショートカットをダブルクリックして「黒神話:悟空 ベンチマークツール」を起動します。
初回起動時は以下の画面が表示され、数十秒間待たされます。
初回起動の処理中に、一部の機能がファイアウォールによって制限されました。ネットワークへのアクセスを許可しなくてもベンチマーク自体は実行できるので、今回は「キャンセル」をクリックしました。
テキスト言語設定が表示されたら「日本語」を選択してEキーで決定。
明るさを調整してEキーで決定。
次に、データの収集に関する設定画面が表示されます。今回は収集されたくないので「許可しない」を選択しました。
これで初期設定は完了。後は、「ベンチマークテスト」をクリックすればテストをッ実行できます。テストを実行する前にグラフィック設定を確認したいので「設定」をクリック。
「画質」をクリック。
画質はPCのパーツ構成をもとに自動的に調整されています。今回使ったPCの場合、フレーム生成はOFF、フルレイトレーシングもOFFに設定されていました。なお、PCに搭載されているCPUは「AMD Ryzen 5 7600X」で、GPUは「GeForce RTX 3090 GD3090-24GEBSTB」、マザーボードは「X670E Taichi Carrara」、RAM容量は16GB、OSは「Windows 11 Pro」です。
その他の設定はこんな感じ。
グラフィック設定をチェックできたので、「ベンチマークテスト」をクリックしてテストを実行します。
確認画面が表示されたら「決定」をクリック。
すると、ゲーム画面のリアルタイムレンダリングが始まります。また、画面左上には現在のFPS(フレームレート)が表示されています。
テストが完了すると、「平均フレームレート」「最高フレームレート」「最低フレームレート」「FPS95パーセンタイル」「VRAM使用量」が表示されます。今回の環境では平均フレームは55FPSでした。また、FPS表示右隣にはシステム情報やグラフィック設定が表示されます。
黒神話:悟空はDLSSやフルレイトレーシングにも対応しているので、それぞれ有効にしてから再度ベンチマークを実行してみます。
DLSSを有効にしようとしたところ、以下の警告が表示されました。黒神話:悟空で採用されているDLSSのバージョンは「DLSS 3.5」なので、今回のPCに搭載している「GeForce RTX 3090 GD3090-24GEBSTB」では使えないようです。
フルレイトレーシングはONにできたので、フルレイトレーシングレベルを最も負荷の大きい「超高」に設定。
フルレイトレーシングをONにするにはベンチマークツールの再起動が必要なので、再起動します。
再起動してからテストを実行すると、フレームレートが25FPS前後で推移しました。
テスト結果はこんな感じ。平均フレームレートは24FPSです。「黒神話:悟空 ベンチマークツール」では、こんな感じにグラフィック設定を変更しながら黒神話:悟空をスムーズに遊べるか検証したり、PCの性能を測定したりできるというわけです。
なお、テスト結果表示画面でTキーを押すと、これまでのテスト結果を確認できます。
各テスト結果をクリックすると、詳細な結果やグラフィック設定を確認可能。テスト結果をためておいて後から確認できるのでかなり便利です。
また、ループモードも搭載されているので、PCの負荷テストにも使えます。