コンビニ大手3社の「冷やし中華」を実食。食べ比べてわかった“決定的な3つの違い”
チャーシューはタレが絡みコクのある味わい。キクラゲは塩気に加え、唐辛子の辛みが好アクセントに。付属のマヨネーズを和えると、セブン‐イレブンとは逆に全体がまろやかな甘みに包まれました。スープの酸味に奥行きがあり、食欲をそそるので最後まで食べ飽きず、マヨネーズは入れなくてもいいかもしれません。
とにかく爽やかで、フルーティーな酸味が優位。「清涼感のある酸っぱめの味付けが食べたい!」という時にうってつけです。
酸味が効いたスープは、正直好みが分かれるところだと思います。ただ、暑いときに食べる風物詩的メニューという位置づけが強いので、もっとも清涼感を感じたローソンの冷やし中華を推したいです。麺もぜひ、味わって食べてみてください。
セブン‐イレブンは、特に日本人に広く好まれそうな甘めの味付けで、「ベーシックなバランス」に仕上がっています。「食べごたえ」で選ぶならファミリーマートもオススメです。
コンビニ大手3社の冷やし中華には、ちゃんと違いがありました。大きな相違点は、以下の3点が挙げられます。
1.チャーシューはカット方法も味付けも違う
2.麺にもかなり差がある
3.スープの味も、甘み・酸味のバランスが特に異なる
また、ファミリーマートとローソンには、醤油ベースではなく、ごまダレバージョンの冷やし中華もあります。
コンビニ各社からはそのほかにも、魅力的なひんやり麺がたくさんリリースされているようです。夏こそ美味しい麺で、ひとときの涼を楽しんでみてはいかがでしょうか。
文/川瀬章太
【川瀬章太】
フリーライター。神戸・大阪の編プロに8年勤務し、グルメ・街ネタ誌や飲食業界誌などを手がける。取材経験は1500件以上。某純文学新人賞の最終選考に3度残ったことがある。現在はWEBサイト「LIQLOG」などで、ビギナーにやさしいお酒の基礎知識や取材記事を執筆中