二宮和也が朝ドラ初出演「あんぱん」松嶋菜々子と夫婦役
嵐のメンバーで俳優の二宮和也が、2025年春に放送予定の連続テレビ小説112作目「あんぱん」に出演することが1日、発表された。二宮は朝ドラ初出演となる。
「あんぱん」は、アンパンマンの生みの親・やなせたかしと小松暢 (こまつ・のぶ)の夫婦をモデルとしたオリジナル作品。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどりつくまでの物語をフィクションとして描く。主人公は、小松暢をモデルとした朝田のぶ。オーディションで選ばれた今田美桜がのぶを演じ、やなせたかしをモデルとした柳井嵩(やない・たかし)役を北村匠海が務める。脚本は「ハケンの品格」「Doctor-X 外科医・大門未知子」などの中園ミホ。2024年初秋クランクイン予定。
二宮が演じるのは、嵩の父・柳井清(やない・きよし)。文学や絵に造詣が深い、嵩が大好きな父。出版社を経て新聞社での海外赴任時代に病死する。物語は清が既に他界しているところから始まるという。二宮は「本当に驚きました。なんとなく感覚的ではありますが、あの連続テレビ小説に自分が出演できるとは考えてもいなかったので、ご期待に応えられる様、共演者の方々とふっくらと柔らかい作品を作っていけたらと思います」と意気込み。
制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサーは、二宮について「小学生の時に人生で初めて連ドラを全話観た二宮さん主演のドラマがキッカケで、私はドラマの世界を志しました。いつかご一緒したいと長年願い続けてきたことが叶い、光栄です。今回わずかなご出演ではありますが、物語に温かいものを吹き込んでくれるはずです」と語っている。
この日は、のぶと嵩に大きく関わる「柳井家の人々」として6名の新キャストが発表。二宮のほか、嵩の母・柳井登美子(やない・とみこ)役を松嶋菜々子、嵩の弟・柳井千尋(やない・ちひろ)役を中沢元紀、柳井家の女中・宇戸しん(うと・しん)役を瞳水ひまり、嵩の伯母・柳井千代子(やない・ちよこ)役を戸田菜穂、嵩の伯父・柳井寛(やない・ひろし)役を竹野内豊が務める。(清水一)