声優の安元洋貴と白石晴香がパーソナリティ！週替わりで登場するゲストとのトーク！
リスナーのみなさんからのリクエストを中心に集計したアニメ、ゲーム、声優、特撮に関するナンバーのオリジナルチャートを発表していく1時間のミュージックプログラム、
「A＆Gメディアステーション FUN MORE TUNE」！
7月27日のゲストは上坂すみれさん！
ベストアルバム『SUMIRE CATALOG』について伺いました。

『SUMIRE CATALOG』というタイトルは上坂さんのアイデアでした。「ベスト盤のタイトルってシンプルなものがいいのかなと思い、もしかしたら今後も２枚目、３枚目も出るかもとちょっと欲張っちゃって、汎用性のあるタイトルにしちゃおうかなと」

昨年デビュー10周年を迎えた上坂さんですが、ベストアルバムのリリースは今回が初めて。その理由を聞いてみました。「ベストアルバムを出すと活動が終わってしまうと思っていて、それで10年間で出さなかったんです。でも初心者の方や初めてライブに行く人から“何を聞いたらいいかわからないです”というメッセージを頂くようになりまして。そういう方のためにも、これを聞いとけば絶対ライブで半数以上分かりますという指標を作りたいと思って、今回表題曲を全てと、ディスク2には私が選んだライブの定番曲をギュッと。ちょっとトリッキーな私のアーティスト性がよく出ています」

『SUMIRE CATALOG』制作を通じて、上坂さんはどんなことを感じたのでしょうか？「デビューした時は人前で歌を歌うことがなくて、学校の合唱も口パク勢だったんで、歌うことにナカナカ慣れなかったし、レコーディングも“何て恐ろしい空間”と思っていたし。恐怖心が最初はあったんですが、私はとても運がよく、やさしい大人と同志のみなさんに囲まれて、私の好きなジャンルの音楽はとても面白いし、個性があるから突き詰めていけばいいんだよって堀江由衣さんや林原めぐみさん、angelaさんとかに言われて。私はちょっと変わってるみたいだけど、これでいいんだっていうのを肯定していく10年間でしたね」

『SUMIRE CATALOG』のリード曲『ファーストピリオド.』は、10年ぶりに桃井はるこさんに楽曲提供してもらった作品です。「桃井さんの曲に学生時代、何度も救われて生きてきた人間としては、これ以上ないご褒美。2000年代の打ち込みっぽいアニソンのテイストを入れつつ、桃井さん独特の、エールソングだけど押し付けがましくない。私にもみんなにも“おめでとう、頑張ったね、これからも楽しく過ごそうね”というメッセージが込められた曲です。仮歌が桃井さん！何十年も歌い続けられる、普遍性のある楽曲、さすが桃井さんだと思いました」

『ファーストピリオド.』MVの話も伺いました。「これまでの作品のつながりが感じられるような、いろんなMVのゲストキャラに出て頂きまして。みんなで踊ったりしてですね、終止符の曲なのかと思われるかもしれないですけど、本当はここから1歩を踏み出すんだよというメッセージが伝わるよう、祝賀感満載のMVです。初めて見ても感動してもらえるかなと思いますし、ちょっとでも通ったことがある人は“これ見たことあるぞ！”という気持ちになってもらえたらうれしいです」

上坂さんがTVアニメ『パパのいうことを聞きなさい！』で演じた小鳥遊空のキャラクターソング「ソライロ」のセルフカバーも収録しています「これが人生初のレコーディングでした。セルフカバーっていうのも初めて。しかもアコースティックバージョンっていう。ライブで持ち曲がなかった頃に何度もお世話になって、アーティストデビューのきっかけの曲なんです」

「見参！革ブロ☆ふぉーえばー」は上坂さんが作詞したナンバー。「仮の歌詞に“＼すみぺは毛深い／”と入っていて、“これ入れていいんだ！入れちゃおうかな”と思って。普段引っ込み思案な私の裏返しのような楽曲になってるんですけど、怒られない程度の元ネタを色々…リスペクトとオマージュ心で。ライブで披露するのが楽しみな楽曲になっております」

完全生産限定盤には「栄光の同志勲章バッジ」に加え、大判フォトブックも入っている『SUMIRE CATALOG』。上坂すみれさんにとってどんな作品になったのでしょうか？
「ご褒美になりましたし、同志への感謝がぎっしりセットになっております。私のような趣味全開の人がやっていけるんですから、あなたも大丈夫ですっていうことを言っていきたい！」