シャーロック・ホームズの相棒ワトソンが主役の新作ドラマ、名探偵を彷彿とさせるキャラも登場

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名探偵シャーロック・ホームズの相棒ワトソンを主人公にした米CBSの新作ドラマ『Watson(原題)』の追加キャストが報じられた。米Deadlineが伝えている。

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医学の心得がある俳優も参加

『Watson』はタイトルの通り、ホームズの相棒として知られる医師のワトソンが主人公。かつてホームズと一緒に犯罪捜査をしていたワトソンが、ホームズが宿敵のモリアーティに殺されてしまったことから、医師としてのキャリアを再開する医療ドラマだ。希少疾患の治療を専門とするクリニックの院長となったワトソンは、犯罪ではなく医療ミステリーの謎解きへと目を向けるようになる。

クリエイターを務めるのは、現代のニューヨークを舞台にホームズとワトソンの活躍を描いた大ヒット犯罪捜査ドラマ『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』で脚本・製作総指揮を兼任したクレイグ・スウィーニー。

ワトソンを演じるのはモリス・チェスナット(『ローズウッド 〜マイアミ私立検視ラボ』『レジデント 型破りな天才研修医』)。そして、ワトソンの元妻メアリー・モースタンを演じるのはロシェル・エイツ(『S.W.A.T.』)。メアリーは東海岸でも指折りの外科医で、このクリニックの医長を務めている。ワトソンとの離婚後も彼を尊敬しており、謎に対する彼の洞察力を高く評価する一方、仕事に対する彼の型破りなアプローチにイライラすることもある役どころだ。そのほかには、それぞれ感染症と機能性医学の専門家である双子のスティーヴンズ&アダム・クロフト博士をピーター・マーク・ケンドール(『シカゴ・メッド』)が、ホームズによって改心した元犯罪者で、クリニックの行政補佐を担うシンウェル・ジョンソンをリッチー・コスター(『Happy!』)が演じることがすでに決まっている。

そしてこの度、イヴ・ハーロウ(『ナイト・エージェント』)とインガ・シュリングマン(『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』)という二人の追加キャストが明らかに。

イヴが演じるのはイングリッド・デリアン。優れた神経科医であるイングリッドがワトソンの病院に雇われたのは、その技能を買われただけでなく、彼女自身がワトソンにとって解き明かしたい謎だから。亡きホームズを連想させるような彼女の無慈悲で時に疑わしい行動をワトソンが尊重する一方、病院のほかのスタッフたちはイングリッドの正体の知れないところや、彼女が何を隠しているのかを気にしている。

インガが演じるのは、リウマチ学と免疫学という二つの専門医で冷静なサーシャ・ラボック。彼女がどうやってそれだけの時間とエネルギーを費やすことができたのかは多くの人にとって謎だが、ワトソンはサーシャが二重の条件で成功する方法を知っているからだと理解している。中国の両親のもとで生まれ、ダラスに住む信仰心厚い家族の養子として育ったサーシャは、世界で最も名高い遺伝学クリニックの一つに辿り着くことに成功した。なお、インガ自身も医学の心得がある。ニューヨーク大学に通いながら同地の病院で心臓胸部外科医のアテンディングを務め、卒業後は産科助産師として働いていた。

2024〜2025年シーズンのミッドシーズンに放送予定の『Watson』の撮影はまもなくカナダで開始予定。ホームズが不在とはいえ、ワトソンのほか、彼とメアリー・モースタン、シンウェル・ジョンソンといったアーサー・コナン・ドイルの原作小説に出てきたキャラクターが登場し、新たに作られたキャラクターたちとどのようなミステリー作品を生み出すのだろうか。

『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』全7シーズンはHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline