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 俳優の伊東四朗(86)が、5日までに更新された三宅健(44)のYouTubeチャンネルにゲスト出演。若者の言葉遣いに警鐘を鳴らした。

 日本テレビ系で放送されていた人気バラエティー番組「伊東家の食卓」で長年共演していた伊東と三宅。三宅は、伊東が日本語を大切にする姿勢を間近で見ていたため、自身も日本語を大切にするようになった…というエピソードを明かした。

 伊東の正しい言葉遣いに触れるうち、三宅自身も「気になるようになってきちゃった」といい、ラジオでファンからの手紙を読み上げる際も、「“ご拝聴させていただいております”は二重敬語だよ」などと指摘するようになったという。その結果、三宅のファンも言葉遣いを気にするようになり、正しい日本語を使えるようになった。

 伊東は「年寄りがそんなこと言うと“うるさい”とか言われますよ」と言いつつも、「若い人が使ってる言葉で、気になることは多いね」と吐露。「一番は、例えば“ヤバイ”です。“ヤバイ”だけはやめてほしい。特に、女の子がしゃべるのは勘弁してほしいなと思う」と打ち明け、「あれ、犯罪者の隠語だからね」と語源を説明した。

 続けて「言葉も“はやりもの”だからね、あんまりうるさいことを言うのは嫌なんだけど…」と理解を示した上で、「“なんとかじゃないですかあ”というのも気になるな」と、語尾を上げる話し方についても指摘した。

 伊東の話を受け、三宅は「言葉は生きてるから、『広辞苑』だってどんどんアップデートされてる、流行り言葉というのは当然なんだけど、俺は伊東さんみたいに、正しい日本語を知っている人がいて、教えてくれるのだったら、それを知った上ではやり言葉を使うのか、知らないで使うのかは違うから。分かった上で、あえてその選択をするかしないかだから、俺は知っている方がいいと思うんだよね」と私見を口にする「TPOで使い分けられるでしょ」と、正しい日本語を理解した上で、はやりを取り入れるべきだと持論を展開した。

 この姿に、伊東は「こんな立派なことを言うようになった」としみじみ。「成長したね」と、“伊東家の長男”であることをかみしめていた。

 この動画には「健君を立派に育ててくれた事芸能界だけじゃなく人生の師として支えて下さり感謝しかない」「伊東四朗さんと三宅健くんのステキな関係にほろりときてしまいました」「本当に健くんにとって伊東さんは大切なお父さんなんだろうな。健くんが本当に嬉しそうで息子みたいに甘える姿をみれてファンとしても嬉しかったです」「本当に日本語は大事ですよね 伊東四朗さんと健くんの会話に胸が熱くなりました」「伊東さんがいたからこその今の健くんですね」と、さまざまなコメントが寄せられた。