4月に始まった連続ドラマも、いよいよ終盤を迎えつつある。好評な作品が少なく、“不作”とされる今クールだが、そのなかでも失敗作はどのドラマなのか?

 本誌は独自アンケート調査を実施。全国のドラマ好きの20代から50代の女性500人に、もっとも「おもしろくない」「失敗作」はどれかを聞いた。対象としたのは、4月開始の民放地上波連ドラで、ゴールデン・プライム帯に放送されている16作品だ。

 では「失敗ドラマ」トップ5から見ていこう。

【第4位】37票『くるり〜誰が私と恋をした?〜』主演・生見愛瑠 TBS系 火曜夜10時

 同票で2作品が4位に。めるるにとって、GP帯ドラマ単独初主演だったが…。
「めるるはとっても可愛いし大好きだけど、やっぱりドラマよりバラエティ番組が合っていると思う」(40代・パート・埼玉県)
「記憶喪失だとか、設定がイタすぎる。せっかくいいキャストなのにもったいない」(20代・アルバイト・神奈川県)

【第4位】37票『街並み照らすヤツら』主演・森本慎太郎 日本テレビ系 土曜夜10時

『セクシー田中さん』原作者の急逝を受け、急きょ製作が決まったオリジナル脚本ドラマ。

「犯罪スレスレがどうとかいう触れ込みだったけど、明らかな犯罪じゃん。しかもそれを黙認しようとする警官がいたりしてシラけた」(40代・主婦・兵庫県)

「設定が甘すぎ。あまりに現実的でなくて興味が湧かずさっさとリタイアした」(50代・会社員・東京都)

【第3位】45票『366日』主演・広瀬アリス フジテレビ系 月曜夜9時

 苦戦が続くフジ「月9」ドラマ。巻き返しはならず。

「アリスちゃんも郷敦も、役者さんに問題はない。ただ、展開が遅すぎてみていられない。もったいない」(40代・パート・千葉県)

「前の月9もそうだったけど、暗すぎる。月曜日からみたくない。記憶喪失という設定も安易」(30代・公務員・東京都)

【第2位】47票『ACMA:GAME アクマゲーム』主演・間宮祥太朗 日本テレビ系 日曜夜10時

 原作は人気マンガだが、実写化に際し主人公の年齢など様々な点が変更されることが放送前から話題に。Xでの原作者からの“ツッコミ”も注目を集めている。

「CGがめちゃ多いんだけど、それがチープすぎて冷める。楽しめる人もいるんだろうけど、私には無理」(50代・パート・香川県)

「原作からの改変がひどすぎます。頭脳戦ではなくなっていて、本当につまらない」(20代・学生・富山県)

【第1位】60票『Believe−君にかける橋−』主演・木村拓哉 テレビ朝日系 木曜夜9時

 木村以外にも、天海祐希、竹内涼真、斎藤工、北大路欣也など大物キャストが結集。「テレビ朝日開局65周年記念」と銘打たれた力作なのだが…。

「感動的なヒューマンドラマかと思ったら、いきなりの逃亡者。あまりに現実味がなさすぎる。これだけのキャスト集めておいて残念」(50代・主婦・神奈川県)

「さんざん言われていることだけど、何をやってもキムタク。どうせなら竹内涼真を主役にすればよかったのに」(40代・会社員・北海道)

 酷評されている『Believe』だが、近年のテレ朝木曜9時枠ドラマと比較すると、高い視聴率をキープしているのも事実。

 上位にランキングされているドラマは、期待と注目度の高さの裏返し――という見方もできるかもしれない。