ロシアの長距離爆撃機ツポレフ22M3(Tu-22M3)。ベラルーシで行われた合同軍事訓練で。ロシア国防省公開の動画から(2022年2月9日公開、資料写真)。(c)AFP PHOTO /Russian Defence Ministry

写真拡大

【AFP=時事】ウクライナ軍は19日、ロシアの長距離爆撃機ツポレフ22M3(Tu-22M3)を撃墜したと発表した。ウクライナ全土に対して巡航ミサイルを撃ち込んでいたTu-22M3の撃墜は、侵攻開始以降で初めて。

 ウクライナ軍はSNSへの投稿で「国防情報部と協力し、空軍の対空ミサイル部隊が長距離戦略爆撃機Tu-22M3を初めて撃墜した」と明らかにした。

 ロシア側は国営タス通信が国防省の発表を引用。「ロシア軍のTu-22M3が戦闘任務を終えて基地飛行場へ帰還する途中、(南部)スタブロポリ(Stavropol)地方に墜落した。パイロットは脱出した」と報じた。

 同地方のウラジミール・ウラジミロフ(Vladimir Vladimirov)知事はテレグラムへの投稿で、乗員4人のうち1人が死亡したと述べ、またパイロット1人の捜索が続いているとした。

 ウクライナ国防省情報総局は「ウクライナから約300キロ離れた地点で撃墜した」結果、同機は「スタブロポリ地方まで飛行した後に墜落した」と報告した。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
ロシア軍の死者5万人超 英BBC報道
イスラエルとウクライナへの防空支援に差 エストニア首相、西側に苦言
ウクライナ、無人水上艇「マグラ」を報道陣に公開