借金の多い企業ランキング

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(写真:CORA/PIXTA)

日本で長らく続いた超低金利時代が終焉する可能性が高まってきた。そこで今回は、手元資金に対して負債がどれだけあるか、ネットキャッシュ(現預金+短期保有有価証券−有利子負債−前受金)のマイナスが大きい上場企業のランキング300社を作成した。

→「上位2社は1兆円超『金持ち企業』ランキング300社」はこちら

なお、自動車メーカーは自動車金融(ローン)事業を持っており、ネットキャッシュを計算すると見た目のマイナスが大きく膨らみ、実態を正確に示せない。そのため、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車などはランキング対象外とした。傘下の金融系子会社の影響が大きいその他の企業や、金融系企業も原則除いている。

ランキング上位はインフラ系や総合商社

上位にはインフラ系や総合商社、不動産、鉄鋼メーカーなど、いわゆる重厚長大産業が目立った。ネットキャッシュのマイナスが1兆円以上は43社だった。

もっとも、ネットキャッシュのマイナスが大きいこと自体に問題があるというわけではない。借り入れを有効に活用して、事業で利益を出しているのであれば、むしろプラスに捉えることができる。

ただ、金利上昇局面となれば、利払い負担が増えることになる。借り入れの多さと、事業利益のバランスが取れているか、個別企業ごとに見ていく必要がある。

まずは1〜50位


次は51〜100位


次は101〜150位


次は151〜200位


次は201〜249位


最後に251〜300位


(東洋経済オンライン編集部)