関東オークスは惜しくも2着だったクレメダンジュ(ユーザー提供:TKさん)

写真拡大

 13年ぶりとなる牝馬の戴冠を目指し、クレメダンジュ(牝3、栗東・鈴木孝志厩舎)、ライオットガール(牝3、栗東・中村直也厩舎)、リバートゥルー(牝3、美浦・久保田貴士厩舎)の3頭がレパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)に参戦する。

 中でも最右翼はクレメダンジュだ。前々走で牡馬相手に1勝クラスを快勝。続く関東オークスがパライバトルマリンの2着だったが、兵庫CSで3着の実績馬メイショウオーロラ(3着)に先着した点は評価できる。ここは相手強化となるが、2戦2勝と得意の良馬場になれば勝ち負けになっていい。

 残りの2頭も上位争い可能だ。ライオットガールは登録馬の中に3頭しかいない3勝馬。前走のマレーシアCも軽量51kgだったとはいえ、牡馬相手の3勝クラスで0秒3差の4着だから価値がある。展開に合わせて自在に立ち回れるのも強みだ。

 リバートゥルーは前走の1勝クラスがインパクト大。時計の出やすい馬場だったとはいえ、ダートでは破格の上がり3F33秒9をマークして豪快に差し切った。過去4戦は東京のダ1400~1600m。それだけに新潟ダ1800mへのコース替わりが大きなカギとなるが、スケール感では負けていないはずだ。

 これまでレパードSには23頭の牝馬が参戦。10年のミラクルレジェンドの1勝のみだが、今年は近年で屈指のラインナップ。13年ぶりの牝馬Vがあっても決して驚けない。