富田暁騎手とのコンビで重賞初制覇を目指すペプチドナイル(撮影:山中博喜)

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 デビュー7年目の富田暁騎手が、エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)のペプチドナイル(牡5、栗東・武英智厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。

 富田騎手は17年デビューの26歳。21年に34勝、22年には38勝を挙げて、2年連続でキャリアハイを更新中。今年も自己最速ペースとなる26勝を挙げて、全国リーディングで24位に付けている。ただ、JRA重賞には縁がなく、これまで46回騎乗して22年アイビスSDのシンシティでの2着が最高着順。今年も既に重賞に12回騎乗しているが、フィリーズレビューのジューンオレンジでの3着が最高着順となっている。

 エルムSには兄弟子同然の武英智調教師が管理するペプチドナイルで参戦する。前々走の大沼Sで3戦ぶりにコンビを組み、逃げて快勝。前走のマリーンSは藤岡佑介騎手が騎乗したが、やはり楽勝で2連勝とした。目下の充実ぶり、そして他馬との比較で有利な57kgとあれば、重賞初挑戦でもチャンス大。人馬揃っての重賞初制覇が期待できそうだ。