重賞初制覇を目指すクールミラボー(昨年11月撮影、ユーザー提供:TBOさん)

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 ダートで連対率100%のクールミラボー(牡3、栗東・寺島良厩舎)が、レパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)で重賞初制覇を目指す。

 クールミラボーは父ドレフォン、母サンソヴール、母の父キングカメハメハの血統。母の母の父はサンデーサイレンスで、父×母の父×母の母の父の組み合わせは、昨年の皐月賞馬ジオグリフ、芝ダート双方でリステッド勝ちのデシエルト、UAEダービーで3着のコンティノアールと同じ。それだけに成功を約束された血統の持ち主といえる。

 ここまで6戦2勝。ダートに限れば4戦2勝、2着2回と連対率100%。前走の加古川特別にしても、後方から外を回して勝ちに等しい内容の2着だった。今回は小回り替わりがカギとなるが、末脚の破壊力はメンバー上位。展開次第でチャンスはあるはずだ。

 ドレフォン産駒はこれまでに3世代がデビュー。JRAでは芝で34勝、ダートで137勝を挙げているが、意外にも重賞勝ちはジオグリフの22年皐月賞と21年札幌2歳Sのみ。ダートでは22年レパードSタイセイドレフォンの2着が最高着順となっている。ここで待望のダート重賞初制覇となるか、注目したい。