パナHDの切り返し急、24年3月期最終3割増益で5年ぶり過去最高利益更新へ
パナソニック ホールディングス<6752.T>が切り返し急。今月2日に年初来高値1340円をつけた後はやや目先筋の利益確定売りに上値が重くなっていたが、足もとで再び買いが優勢となっている。10日取引終了後に発表した24年3月期の業績予想では、最終利益が前期比32%増の3500億円見通しと大幅な伸びを見込んでおり、これは19年3月期に達成した2841億4900万円を大幅に上回り過去最高利益更新となる。これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。総合家電の国内トップメーカーで電池分野への展開力にも定評があるが、今期は製品価格引き上げ効果や車載用電池が好調で収益を牽引する見通し。株価は長期波動でも戻り足が鮮明で、21年10月につけた高値1541円が意識される。
出所:MINKABU PRESS
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