日夜サーバーを動かしているGIGAZINE編集部では電力の確保が何よりも大事。停電に備えて発電機やUPSなどをしっかり用意しています。新たに電気自動車メーカーのテスラが家庭用蓄電池の「Powerwall」を開発して日本でも導入できるようになったので、このPowerwallと、発電に必要なソーラーパネルをGIGAZINE編集部に設置してみました。

Powerwall | テスラ ジャパン

https://www.tesla.com/ja_jp/powerwall

Powerwallは太陽光発電システムなどから得た余剰電力から電気を蓄電し、停電を検知すると自動的に家庭内へ電気を供給する設備です。太陽光発電システムなしでも導入可能ですが、今回は太陽光発電システムも一緒に導入しています。

設置の工程としては、まずは足場を設置し、屋根の塗装、ソーラーパネルの設置をしてから足場を解体。それから電気工事とPowerwallの設置を行うという流れです。

塗装前の屋根の色がこんな感じ。空の色に近い青色です。



そして、屋根は耐候性の良い黒色に塗られました。



続いてソーラーパネルを設置するための固定具も取り付けられます。



次にソーラーパネルの設置。



はしごとモーターを使って1枚1枚屋上に引き上げられていきます。



建物の最上階(3階)から見るとこんな感じです。



屋上にソーラーパネルが設置されたところ。



次は配電盤の設置です。屋内に以下のような配電盤が持ち込まれました。



これが既存の配電盤の横に取り付けられます。



続いてソーラーパネル用のパワーコンディショナーが屋外の壁に設置されます。



こんな感じに取り付けられました。



配線用のレールも設置。



屋内にある配電盤から屋外にあるパワーコンディショナーまで線がずーっと伸びています。



屋上のソーラーパネルの方にも線がチラリ。



配線工事の際は停電になるとのことだったので、発電機を用意して停電に備えていました。



大事なサーバー室のエアコンも止まるので、その間はとなりのベランダから外気を業務用扇風機でぶわーっと送り込んで冷やします。冬に工事をした理由はまさにコレ。



そして、これが本命のPowerwallです。大人2人がかりでようやく持ち運べるサイズ。



これも屋外に設置されます。



設置完了。となりの室外機より一回り大きいPowerwallがでーんと鎮座しています。



上から見るとこんな感じ。



線はPowerwallの裏からつないでいます。



カバーを掛けて外からは見えないように。



本体にもつながれます。



Powerwallの排気口がコレ。



こうして設置されたPowerwallとソーラーパネルは、テスラの公式アプリから電力や稼働状況をチェックできます。



消費電力量



太陽光発電量



Powerwallからの放電量



エネルギー自給率などを確認可能。



停電などの際にPowerwallをバックアップ電源として使うための設定なども行えます。



で、設置費用や価格は以下からどうぞ。

・つづき

テスラ「Powerwall」の設置費用は何円かかったか?本物の見積書など13ページ分を修正なしで全公開 - GIGAZINE