寒い帰り道には、ほっと温かいおでんが恋しくなる…。

おでんでしっぽり飲むなら、やっぱり「出汁」が美味しい一軒を選びたい。

美味しさの決め手といえる出汁にこそ、そのお店の信条が見えるはず！

そこで今回は、一滴残らず飲み干したくなるほど出汁が旨い、東京きってのおでんの名店をご紹介しよう！

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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



1.煌めく夜空とおでんを、高層階で楽しむ優越感たるや！


こんぶや／恵比寿ガーデンプレイス＠恵比寿

恵比寿ガーデンプレイスタワー38階に構えるこちらのお店。窓の外には東京の夜景が煌めき、情緒あるおでんの湯気とのコントラストがユニークな一軒だ。

西麻布で長年愛される名店の姉妹店ゆえ、出汁はきっちり本格筋。一級の羅臼昆布を贅沢に使い、鶏ガラでコクを足した出汁が素材の持ち味を引き立てる。

餃子やブロッコリーなど、おでんだねが個性的で、大人の好奇心をくすぐる。日本酒を片手にしっぽりと、それでいて艶やかな大人の一夜を過ごせる名店である！



2.長時間煮込んだ牛骨だしの澄み切った旨みに驚嘆する


牛だし おでん酒場 コザクラ＠渋谷

ふんわりと甘い香りが漂う、同店のおでん。食欲をそそられる香りの正体は牛。今までにないおでんを追求し、独自の牛だしにたどり着いたという。

出汁が完成するまでにかかる時間は、なんと78時間！国産牛の牛骨5キロ分を寸胴鍋で丸3日かけて煮込み、その最中も煮込み過ぎないよう細心の注意を払いながら、旨みが凝縮した澄んだ色の牛だしに仕上げていく。

牛特有の上品な甘さとコクを生かすため、味つけはわずかな塩のみ。出汁の味がブレないように、おでんの具材はそれぞれ下味をつけて仕込む徹底ぶり！「牛バラ角煮」や「すき焼き巾着」など、独創的なおでんだねも味わえ、新しい美味しさを発見できる。



3.濃厚な鶏だしと鶏串おでんの最強タッグが、大人を唸らせる


鶏だしおでん さもん 中目黒店＠中目黒

連日連夜できる行列が、中目黒の高架下名物になっているこちらの一軒。フルオープンの店先では、おでん鍋の白濁したスープから優しい香りが立ち上り、それだけで体が温まりそうな気分になる。

関東風、関西風に分かれるのが主な東京で、「鶏だし」という新風を吹き込んだ同店。出汁の要は、厳選した銘柄鶏の鶏ガラで、香味野菜と一緒に鍋で半日炊き、醤油で味を調え自慢の鶏だしが完成する。

しっかりとしたコクがありつつも優しい味わいは、まるで高級料亭の水炊きを思わせる上品さ。そこに、焼き鳥さながらの鶏串を、注文が入ってから煮込むスタイルも斬新だ。



4.表参道でサクッとおでんなら、まずココへ！


おでんバー うまみ 表参道店＠表参道

表参道駅至近の好立地に佇み、さくっとバースタイルでおでんを楽しめる店。今や世界共通の公用語になった和食の“旨み”を冠するとあって、出汁の素材や引き方には一切の妥協がない。

関西風昆布ベースの出汁は、昆布の王様とも称されるコクと香りがあふれる羅臼昆布と、上品で旨みの強い根室昆布を使用し、枕崎産の鰹節で全体の風味をまろやか仕立てに。

おでんだねにおいても、例えばさつま揚げはあっさり風味の出汁に。たまごは濃いめにしっかり引いた出汁であらかじめ仕込み、オーダーが入ってから大きな鍋で仕上げるこだわりよう。気軽に楽しめるが本格派な一軒だ。