人気ホラーゲーム「バイオハザード」シリーズをNetflixが実写ドラマ化した「バイオハザード」が、2022年7月に公開されたシーズン1をもって打ち切りとなることが決定したと、海外芸能メディアのDeadlineが報じています。

‘Resident Evil’ Series Canceled By Netflix After One Season - Deadline

https://deadline.com/2022/08/resident-evil-series-canceled-netflix-one-season-1235101187/

「バイオハザード」がストリーミングサービスのオリジナルコンテンツとなるのは2回目。1度目は、ゲーム「バイオハザード5」と同時期でのレオンとクレアを描いたフル3DCGアニメ「バイオハザード: インフィニット ダークネス」で、2021年7月に公開されました。

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そして、2度目となったのが、実写ドラマの「バイオハザード」です。原作ゲームの設定を下地にした上で、原作ゲームや実写映画シリーズとは全く異なる独自の世界観を描いたドラマで、制作は実写映画シリーズを手がけたコンスタンティン・フィルム、製作総指揮・脚本は人気ドラマ「スーパーナチュラル」でも脚本・プロデューサーを務めたアンドリュー・ダブ氏が担当しました。

『バイオハザード』予告編 - Netflix - YouTube

ドラマ「バイオハザード」は最初の週末に7270万時間視聴され、ランキング2位でスタートしました。1位は公開時期に人気ドラマシリーズである「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のシリーズ4でした。

その後、「バイオハザード」は第2週で第3位に食い込みましたが、他の人気シリーズに見られるような「第2週で人気ランキングが大きく上昇する」という現象は見られず、第3週には人気ランキングトップ10から脱落してしまったとのこと。Netflix版の「バイオハザード」は映画批評サイト・Rotten Tomatoesでは批評家評価で55%、観客評価で27%という圧倒的な低スコアをつけています。こうした不評を受けて、Netflixは「バイオハザード」のシーズン2を作らないことを選択した、とDeadlineは伝えています。

Deadlineのコメントには「びっくりしない。ドラマは退屈だった」「打ち切られたのは、脚本を書いた人がバイオハザードが何なのかを知らなかっただけです。彼らは設定を数ページ読んだだけで自分たちなりの見解を示したんだと確信しています」「私は本当にこのドラマを楽しみにしていましたが、実際はごちゃごちゃしてよくありませんでした。打ち切りの判断を下したのは当然のことです」などの意見が集まっていました。