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 普段、料理をする人ならわかると思いますが、食卓にもう一品欲しいときってありますよね。筆者の場合、そんな状況で重宝するアイテムが、リケンの「わかめスープ」です。わかめスープといえばお湯を注ぐだけで飲める手軽さが魅力ですが、実は料理にもかなり便利に使えるってご存知でしたか?

 筆者も最近までスープとして飲んでいるだけだったのですが、あるとき料理の味付けに使ってみたところ、ものすごく便利なことがわかって驚きました。なにしろ、これだけでほぼ味が決まるのです! というわけで今回は、昼食や夕食にぴったりな、2つの絶品料理レシピをご紹介します。

炒めものにプラスすれば具材にもなる

家族にも食べてもらったところ、あっという間に皿が空に。いまでは我が家の定番メニューの仲間入りを果たしている

 まず紹介するのは、「いか・パプリカ・ズッキーニのわかめスープ炒め」です。炒めものの味付けがわかめスープだけで済むので、料理が苦手な人でも簡単に作れます。

材料(2人分)

・いか……1杯
・パプリカ(赤・黄)……各1/2個
・ズッキーニ……1本
・オリーブオイル……小さじ2
・わかめスープ……2袋
・水……大さじ2
・酒……大さじ2

作り方

1.最初にわかめスープ、水、酒を混ぜ合わせておく。

2.いかは胴を1cmの輪切り、脚は食べやすい長さにカット。パプリカは乱切り、ズッキーニは1cmの輪切りにする。

3.フライパンにオリーブオイルを敷いてズッキーニを入れて焼き、裏返したらいかを炒める。いかの色が変わったら、パプリカと混ぜ合わせたわかめスープを入れて、さっと炒めれば完成。

わかめスープを使うと、具材としてのわかめも加わるのので栄養価もアップする

 完成した炒めものは彩りが良く、わかめが加わったことで栄養価も上がります。肝心の味は、程よい塩加減でごはんがめちゃくちゃ進む! 筆者の場合、これまで炒めものは適当に作ることが多かったので、味付けにばらつきが出ることが多かったのですが、これなら毎回同じ味に仕上がるのも気に入りました。

ヘルシーで本格的なフォーも簡単に作れる!

ナンプラーとパクチーが苦手な家族がいたので今回はわかめスープのみで味付けしたが、皿に盛ってからあとがけしても十分おいしい

 筆者は出先でベトナム料理店を見かけると、つい入ってしまうくらいフォーが好きです。しかし、自分であのスープを作るのは面倒なので、家ではせいぜいインスタントやコンビニのものを食べていました。そんな面倒くさがりな人も、わかめスープがあれば簡単にフォーが作れるんです!

材料(2人分)

・鶏ささみ……2本
・ごま油……小さじ1
・フォーの麺(乾麺)……2玉
・水……900ml
・もやし……100g
・わかめスープ……4袋
・お好みでナンプラー……小さじ1
・あればパクチーとライム適量

作り方

1.鶏ささみに塩少々、酒小さじ1(それぞれ分量外)を振り、耐熱皿にのせてふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで約2分加熱する。1人分の場合は鶏ささみは1本、加熱は約1分半でOK。

2.フォーの麺をパッケージに書かれたとおりに戻しておく。

3.鶏ささみの粗熱が取れたら手で割いてごま油を絡めておく。

4.鍋に水を入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にして、わかめスープ、ナンプラー、もやしを加えて温める。

5.器に麺を入れて 4を注ぎ、ささみ、パクチー、ライムを添えれば完成。

写真は4人分の鶏ささみをまとめて加熱したもの。しっかり粗熱が取れてから割くのがオススメ(食楽web)

 今回はパクチーやナンプラー、ライムといったオリエンタルな食材を使わずに作ったところ、わかめスープのヌードルといった趣で、誰もが食べやすい味付けに仕上がりました。とはいえ、現地の味が恋しい筆者には少し物足りません……。

 そこで、あとがけで少しナンプラーを加えてみたところ、一気にベトナム感がアップ! 最近だと「わかめスープ=韓国料理」のイメージがありましたが、まさか麺類のスープにも使えるとは意外でした。

 飲んでもよし、料理に使ってもよしのリケンの「わかめスープ」は、さまざまな場面で活躍する万能スープ。ぜひ自宅のストック要員に加えてみてください。

●著者プロフィール

今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。