※この記事は2011年11月11日にBLOGOSで公開されたものです

10月20日、読売新聞の記者（右）に詰め寄る上杉隆氏（左）。 写真一覧
11日、自由報道協会設立総会を開催、理事による互選の結果、上杉隆氏を代表に、イタリア人ジャーナリストのピオ・デミリア氏を副代表に選出したと発表した。


代表に選出された上杉氏は、10月20日に開かれた小沢一郎元民主党幹事長の記者会見後、出席していた読売新聞の記者と口論。この騒動が自由報道協会そのものへの批判を呼んだことから、同協会に「暫定代表」職の辞任届を提出していた。この辞任届はその後受理しないことが正式決定、協会の設立準備会メンバーに名を連ねているジャーナリストの江川紹子氏も「こんなことでいちいち辞任とかしてたら、代表何人いても足りないよ、あほ！ 」「責任とって「暫定代表」辞任して、ただの代表になりなさい、にゃ。」と述べるなど、上杉氏の動向に注目が集まっていた。


自由報道協会は「公的な記者会見の開放を訴えるとともに、記者会見を代行主催する非営利団体」として2011年に発足、記者クラブに参加できないフリーのジャーナリストやメディアへの門戸を開いてきた。これまでに小沢一郎氏やダライ・ラマ14世の会見を実現させるなどしている。


※追記（2011年11月11日19時15分）
代表選出の経緯について畠山理仁幹事長の説明があった旨の記述がありましたが、編集部の誤認によるものでした。訂正してお詫びいたします。


一連の騒動の経緯


・「ルール違反だろ！」小沢一郎会見で″場外乱闘″　上杉隆氏らと読売記者が口論に - 10月20日
・上杉隆氏が辞任届提出　ー読売新聞記者への″暴言″で引責 - 10月23日
・自由報道協会、上杉隆氏の辞表を受理せず、厳重注意処分に
- 10月26日
・「理解に苦しむ」読売新聞が上杉氏に反論　泥沼化する記者バトル - 27日
・読売支持はわずか2割、記者バトルめぐる読者アンケートで明暗 - 27日