※この記事は2011年11月10日にBLOGOSで公開されたものです

　各種報道によると、野田首相は10日、環太平洋経済連携協定（TPP）に参加決定を見送った。同日夕方に予定していた会見は11日に延期された。
　
　16時42分にNHKは「政府・民主　ＴＰＰ交渉参加是非　決定見送り　首相会見はあすへ」とHPで速報。共同通信も、『野田首相は三役会議で「（ＴＰＰ参加問題について）１日ゆっくり考えさせてほしい」と述べた』と伝えている。

　朝日新聞官邸クラブの取材班によるツイッターでも、以下のように書かれている。
ＴＰＰについて政府・民主の会合があり、今日中に野田首相が表明するというシナリオは明日に延期になりました。慎重に判断するように、との党の意見を踏まえるとのこと。4時半に予定されていた関係閣僚委員会も急きょ流れました。
　民主党内からは交渉参加への反対意見が強く、野田首相としても無視できなくなったようだ。