仕事と家庭の両立は「よくばり」なのか。

働く女性を応援しようと県が2014年から配布してきた「働く女性応援よくばりハンドブック」に批判が殺到していましたが、県は改訂へ動き出しました。

ハンドブックには「同僚に感謝の言葉をこまめに伝えるのは重要」「大げさに感謝するとパパもやる気を出してくれます」などとアドバイスがありました。

去年11月県が公式ツイッターで紹介すると、批判的な投稿が相次ぎました。

「子どものことで休むと職場で文句を言われるって、そこを行政が応援していかなければならないのに低姿勢で感謝を伝えるって応援の仕方おかしくない?」

「おー家庭もって、子ども産み育てながら仕事するのは欲張りなのか」

これを受け、県は改訂に向け人権などの専門家から意見を聞く会議を開きました。

24日は非公開で行われ、「女性だけを当事者と扱っている」「周りの人も自分事と思えるメッセージの発信が必要」といった意見が出たということです。

「よくばり」というタイトルについても表現を考え直すことになりました。

兼田みゆき課長「時代の流れがあって、意識が変化していたなかで我々としても見過ごしていた部分がある」

物議をかもした女性応援ハンドブック。

県は7月までに改訂版を出す予定です。