「地獄が呼んでいる」も大ヒット中!ヨン・サンホ監督(2016年撮影)
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 韓国発のゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』を手がけたヨン・サンホ監督が、第2弾『新感染半島 ファイナル・ステージ』に続くシリーズ第3弾の構想があることをVarietyに明かした。

 『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、感染者を凶暴化させるウイルスがまん延した高速鉄道を舞台に、乗客たちが決死のサバイバルを繰り広げるパニックホラー。同作から4年後を舞台にした続編『新感染半島 ファイナル・ステージ』ではテイストがガラリと変わり、大金が積まれたトラックの回収任務を遂行する元軍人たちの脱出劇が展開した。

 大ヒット中のNetflixドラマ「地獄が呼んでいる」のプロモーションで同サイトの取材に応じたヨン監督は、「『新感染半島 ファイナル・ステージ』後の出来事を語る作品について、いくつかアイデアがある」と告白。第3弾も引き続き、映画として製作したいそうで「韓国では、『新感染』に匹敵するビジュアルで描くテレビシリーズを製作するには環境があまり好ましくない。もちろん、1作目を配給してくれた会社との話し合いも必要だ。そういったことを考慮すると、映画でのシリーズ展開が最も現実的なんだ」と語っている。

 またヨン監督は、拡大を続ける『新感染』ユニバースについても言及。「ユニバースという点では、作品全てが密接につながっている。『新感染半島』はカーチェイスに特化したポスト・アポカリプティック映画だった。現在考えているその後のストーリーは、どちらかと言うと『新感染』に近くて、小規模かつ閉鎖された空間で物語が進むだろう」と第3弾は『新感染』『新感染半島』とは異なるジャンルで製作される可能性が高いと予告した。

 『新感染』は現在、『死霊館』シリーズのジェームズ・ワンがプロデュースするハリウッドリメイク版も進行中。Deadlineは先日、ハリウッド版が『ラスト・トレイン・トゥ・ニューヨーク(原題) / Last Train to New York』のタイトルで企画されており、ニューヨークに向かう列車が舞台になると報じていた。(編集部・倉本拓弥)