新型MacBook Proの画面にはノッチあり、ただしFace IDナシの噂
10月19日午前2時〜の「パワー全開(Unleashed)」イベントでは、14インチおよび16インチMacBook Proの発表がほぼ確実視されています。そんななか、新型MacBook Proの画面には近年のiPhoneのようなノッチ(画面上部の切り欠き)があり、その中にはFaceTime HDカメラが収納されているとの噂が報じられています。
この噂は、中国SNSのWeiboユーザーが発信したものです。すなわちデザイン刷新されたMacBook Proにはノッチが搭載され、その大きさはiPhone 12に近い(ノッチが縮小されたiPhone 13ではなく)とのことです。もっとも、やはりWeiboでたびたび発言するリーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)DuanRui氏は今回の件につき「このニュースには信ぴょう性がない、ただのジョークだよ」と一蹴しています。
I think the news is not true enough, so there is no translation. Just look at it as a joke. https://t.co/zReWEiuJJQ
- DuanRui (@duanrui1205) October 12, 2021
とはいえ、大手掲示板Redditにもサプライチェーンの情報源から話を聞いたという人物が同じ主張をしています。それによると新型MacBook Proのノッチには、iPhoneのようなFace ID TrueDepthカメラが含まれておらず、代わりに1080pのWebカメラ(FaceTime HDカメラ/現行モデルは720p)やTrue Toneセンサー、マイクが搭載されると伝えられています。
ノッチは全画面デザインに近づける工夫ではありますが、新MacBook Proはそれでも下側のベゼルは他の3辺よりも分厚いとのことです。またこのノッチは、2022年に発売予定とうわさの再設計版MacBook Airにも採用されるとも付け加えられています。
これらの噂話は信ぴょう性に乏しいようにも見えますが、ReddtユーザーはmacOS Montereyベータ版から発見された「新型14インチおよび16インチMacBook Proの画面解像度は3024×1964と3456×2234」だという手がかりにも言及。すなわち両者の縦方向から74ピクセル分を引くと3024×1890と3456×2160となり、アスペクト比16:10に相当します。そして現行MacBookはすべてアスペクト比16:10のため、ノッチの高さが74ピクセル分だとすれば説得力があるとも思われます。
ただし、もしもノッチを設ければメニューバーに食い込むことになり、それをmacOSがどう扱うかは気になるところです。またFace ID関連パーツが入っていないノッチが、iPhone 12と同じほど大きくなる理由についても不可解な感はあります。、
ほかRedditとWeiboともに、新型MacBook Proのキーボードはキー1つ1つだけでなく全体が黒くなっいるとの予想は共通しており「おそらく10年以上前のユニボディ(1枚のアルミ板から削り出した成型)の再設計以来、キーボードの最大の視覚的変化」だと説明されています。またボディが分厚くなり、より大きなファンを搭載するとの主張は、プロセッサの強化やミニLEDバックライト画面の採用されるとの噂と整合性があるように思われます。
今回の噂はいずれも「Touch BarがなくなりHDMIポートやSDカードスロットおよびMagSafe充電コネクタ復活」という、これまでの予想とも一致しています。つまり、おおむね2015年以前のMacBook Proデザインに戻る路線といえますが、その中でiPhoneでも今なお抵抗感が根強いノッチがMacに採用されたなら、少なからず物議を醸すことになりそうです。
Source:Weibo,Reddit
via:MacRumors