夏のお供と言っても過言じゃない!?枝豆を美味しく食べる方法とは?
この時期はやはり、冷えた飲み物と枝豆が黄金コンビではないでしょうか?子供から大人まで、人気の高い枝豆。美味しく食べる方法をご紹介します。この夏、旬が終わるまで、目一杯に枝豆を楽しんでみてはいかがでしょうか?
枝豆、豆知識
枝豆にまつわるあれこれを、簡単にまとめてみました。枝豆をつまみながら、話のネタにいかがでしょうか?
☆枝豆は、〇〇と同じもの
実は枝豆は、味噌や醤油の原材料になる大豆と同じものだということをご存知でしょうか?枝豆は、成長段階のまだ若いうちに収穫されます。成長途中で、水分を多く含んだ状態なので、若々しく、また瑞々しい味になっています。一方、大豆はしっかりと生育したことで、豆が成熟し、濃厚な味になっています。
☆枝豆は豆類ではない!?
大豆は豆類に分類されますが、その成長過程で収穫した枝豆は野菜類に分類されています。栄養素にも違いがあります。タンパク質や食物繊維など、豊富に栄養素を含んでいる点は大豆と同じ。しかし、枝豆は、大豆には少ないβ-カロチンやビタミンCを含んでいます。この点が野菜に分類されるゆえんかもしれませんね。同じような食品で、そら豆も、豆類ではなく野菜類に分類されています。
☆枝豆の呼び名
古くは畦(あぜ)で育てていることが多かったため、「畦豆」と呼ばれていたそうです。時代を経て、枝付きのまま売られることが多くなり、「枝豆」と呼び名が変わったと言われています。また、枝付きのままで茹でるから、とも。
☆ブランド枝豆
今回は3つ、ご紹介します。全て食べてみたいものですね。
『毛豆』
青森県津軽地方を中心に生産されている品種です。地元で消費されていたため、幻の枝豆とも呼ばれていたそうです。茎葉などに茶褐色の剛毛がびっしりと生えています。粒が大きく、コクがあり、クリのような甘さと言われる品種です。
『だだちゃ豆』
山形県の庄内地方、それも限られた地域で生産されている品種です。「だだちゃ」とは方言で「お父さん」の意。さやの毛は茶色く、くびれが深く、独特の甘みと濃厚な風味を持つ品種です。
『紫ずきん』
最高級の品質を誇る「丹羽黒大豆」を品種改良して生まれた、京都で生産されている品種です。さやの中の薄皮が薄紫色をしていて、さやも粒のとても大きく、濃厚な甘さとコクがあって、もちもちとした食感を持つ品種です。
SNSでもバズった食べ方とは
昨年6月に全農広報部の公式Twitterで投稿された枝豆の食べ方が、また今年もじわじわと話題になっているようです。大量のお湯を沸かして茹でることがないので、暑い時期に汗を流しながら…という億劫さからも解放され、また、味も濃厚に感じるので、筆者宅でも定番化しています。まだの方はぜひ試してみてください。
全農広報部【公式】日本の食を味わう
さやごと枝豆レシピ
「枝豆を茹でてから」という調理レシピはたくさんありますが、今回は、その下準備が必要ないレシピをご紹介します。ぜひ試してみてくださいね。とても美味しいですが、さやまで食べてしまわないようにしてくださいね。
☆ひんやりやみつき「煮浸し」
<材料>
枝豆(さや付き、生) 200g
塩 適量
水 150ml
かつおだし(顆粒) 小さじ1
砂糖 大さじ2
白だし 大さじ2
酒 大さじ2
<作り方>
1. 枝豆は塩で軽く揉み、流水で洗います。しっかり水気をとって、さやの両端を切り落とします。
2. 鍋に水、かつおだし、砂糖、白だし、酒を入れて、中火にして煮立たせます。
3. 1.の枝豆を加えて、弱火にして、10分ほど煮ます。
4. 火を止めて、粗熱を取り、冷蔵庫で3時間ほど冷やしたら出来上がりです。
☆お酒がすすむ「洋風炒め」
<材料>
枝豆(さや付き、生) 200g
塩 適量
オリーブオイル 大さじ4
にんにく 2片
アンチョビ(ペースト) 1cm
赤唐辛子 1本
バター 10g
塩・こしょう お好みで
<作り方>
1. 枝豆は塩で軽く揉み、流水で洗います。しっかり水気をとっておきます。
2. フライパンに分量外の水100ccと1.の枝豆を入れて、蓋をして中火にかけます。
3. にんにくは芯を除いて、みじん切りにします。赤唐辛子はタネを除いて、輪切りにします。
4. 水分がほぼ無くなったら、蓋を外して、一旦、火を消します。
5. 4.ににんにく、赤唐辛子、アンチョビ、オリーブオイルを入れて、よく絡め合わせておきます。
6. 再び、弱火〜中火にかけます。焦げないように注意しながら、にんにくがキツネ色になるまで、よく炒めていきます。
7. バターと塩・こしょうを加えて、しっかり絡め合わせたら出来上がりです。
ああ、たまらないですね、この組み合わせ!
(参考)
全農広報部【公式】日本の食を味わう
えだまめ日和