これまでVfBシュトゥットガルトのFW陣の中では、長きに渡ってニコラス・ゴンザレス、そしてサイラス・ワマンギトゥカにも移籍の可能性取り沙汰されてきた。だが負傷の影響により今は、MFオレル・マンガラに加えて、サシャ・カライジッチへの関心の方に、むしろ高まりが見受けられているところ。

 23才のオーストリア代表FWは、ブンデスリーガ昇格を果たした今シーズンにブレイク。ここまでリーグ戦26試合に出場して、13得点5アシスト、kicker採点平均3.11と好成績をマーク。昨季のコロナ中断明けにブンデス2部デビューを果たし、短期間のうちに果たしたその飛躍にはRBライプツィヒ、ボルシア・ドルトムントも注視。

 2023年まで契約を残すシュトゥットガルトとは、現時点では延長の計画はなく、その見通しさえ立っていない状況にある。加えてコロナ危機による財政面での影響もあり、先日にミスリンタトSDは「1人も売却せずに済むにこしたことはないがね。仮に3000万ユーロで選手を売却できれば、そのうちの1000〜1500万ユーロで2・3人の優秀な人材を確保する、それが私の仕事だ」とコメント。

 そこで候補として上がっている選手の1人が、アルー・クオルだ。オーストリアのシドニーから北に50km離れた所に位置する、セントラル・コースト・マリナーズに所属する19才は、同国においても最も有望株と期待されるFWの1人。Aリーグでは15試合いん出場して7得点、2アシスト。kickerが得た情報によれば、シュトゥットガルト移籍の流れにあるようだ。