鹿狩りの最中に誤って継父に撃たれた少年(画像は『Metro 2020年9月15日付「Boy, 11, ‘shot and killed by his stepdad after being mistaken for deer during hunt’」(Pictures: Facebook)』のスクリーンショット)

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このほどアメリカで、森へ狩猟に来ていた家族に悲劇が起こった。11歳の息子が、一緒に来ていた継父(40)に鹿と間違えられて撃たれた後に命を落としてしまったという。『Metro』『FOX 5 DC』などが伝えている。

米ミシガン州セントクレア郡クレイタウンシップで今月13日、11歳のザッカリー・ロック君(Zachary Rock)は家族と一緒に森へ狩猟に来ていた。

ミシガン州では、9月に州の私有地や公有地で「リバティー・ハント(liberty hunt)」と呼ばれる鹿狩りが2日間にわたって行われる。この日は未成年者も狩りができるとあって、ザッカリー君は家族と共に参加していたようだ。

当時は日も暮れて、あたりが暗くなっていた。そんな中でザッカリー君は1頭の鹿に向けて銃を放ち、自ら撃った鹿の後を追った。するとその瞬間に銃声が鳴り響き、ザッカリー君は銃弾を受けてその場に倒れてしまった。

一緒に狩りをしていた継父が、鹿と間違えてザッカリー君を撃ってしまったのだ。すぐに家族は警察に連絡を入れ、救急隊が到着するまで心肺蘇生を行った。しかしザッカリー君は搬送先の病院で死亡が確認された。

継父はザッカリー君を誤って撃ってしまったことを認めており、警察によって逮捕された。現在は身柄を勾留されているという。

ザッカリー君の母親ヘザー・ヴァーンデルさん(Heather Varndell)は当時、動揺していたせいか肩から銃を下ろそうとした時、自らの手を撃って怪我をしてしまったそうだ。

またヘザーさんのFacebookにはザッカリー君を偲ぶ言葉が綴られているほか、継父と思われる男性とザッカリー君が仲睦まじく戯れている写真も投稿されていた。

今回の事件で継父は、非自発的過失致死罪を含む他数件の容疑で近々法廷に出廷する予定とのことだ。

画像は『Metro 2020年9月15日付「Boy, 11, ‘shot and killed by his stepdad after being mistaken for deer during hunt’」(Pictures: Facebook)』『Heather Varndell 2020年9月15日付Facebook「fly high little guy your mommy loves you so much so dose your sister and dad you will so missed but you will live on in the hearts of so meny ..」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)