ベルギー代表、ロベルト・マルティネス監督と契約延長! カタールW杯まで指揮

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ベルギーサッカー協会(KBVB)は20日、ベルギー代表の指揮を執るロベルト・マルティネス監督(46)との契約延長を発表した。

契約期間は2022年カタール・ワールドカップ(W杯)までとなり、テクニカル・ディレクター職も引き続き兼任する。なお、ベルギー『HLN』によると、給与に関しては現行の年俸120万ユーロ(約1億4000万円)から倍増となる見込みだ。

ベルギー代表との契約を2年半延長することになったマルティネス監督は、20日正午に行われるオンライン会見を前に、KBVB公式サイトへコメントを寄せている。

「ユーロの延期によって我々の協力関係をストップすることは事実上不可能だった。ベルギーサッカー協会は野心的な計画を持っており、短期的にも長期的にも熱意を持って楽しみたいと思っている」

「今後の2年半はユーロ、UEFAネーションズリーグ、2022年のカタール・ワールドカップ予選、そして本大会と、代表チームにとって特に忙しい期間になるはずだ」

「ベルギーフットボールの未来に向け、働き続けられることを嬉しく誇りに思っている」

スペイン人指揮官のマルティネス監督はスウォンジー・シティ、ウィガン、エバートンとプレミアリーグでの監督経験を経て2016年にベルギー代表監督に就任。

世界屈指のタレント力を誇るチームに、後方から丁寧にボールを繋いでいく能動的なスタイルを植え付け、ここまで指揮した43試合の戦績は34勝6分け3敗。その圧倒的な戦績によって同代表は、現FIFAランキングで1位を維持している。

また、自身初の大舞台となった2018年ロシアW杯ではベルギー史上最高位となる3位に躍進させている。

両者の現行契約は2020年6月末までとなっていたが、同期間に予定されていたユーロ2020が、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により1年の延期を強いられたことで、契約見直しの必要性が出てきていた。

さらに、2022年11月に開催されるカタールW杯への短い準備期間を考慮し、同大会まで現体制の継続がベターと判断したようだ。