天皇杯2回戦で鹿屋体育大に0-3の完封負けを喫した名古屋。リーグ戦でも6試合勝利がなく、サポーターの怒りは最高潮に達している。写真:徳原隆元

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 第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会は7月3日、各地で2回戦が行なわれたが、J1勢が敗れるなど波乱の展開となった。とりわけ、名古屋グランパスは鹿屋体育大に0-3の敗戦。主軸のほとんどがベンチ外だったとはいえ、大学生を相手に言い訳のできない惨敗を喫してしまったのだ。

 前半こそ0-0で折り返したものの、後半だけで3失点を食らい、反撃もゴールには結びつかず。リーグ戦でもここ6試合白星がなく(2分け4敗)、天皇杯にその調子の悪さを引きずる格好となってしまった。

 そして、この結果にやはりサポーターも黙ってはいなかった。名古屋の公式ツイッターでは3失点目を知らせるツイートから、多くの怒りのリプライが寄せられ、敗戦を知らせるツイートには、さらに多くの辛らつな反応が…。
「恥を知れ!!」「学生に惨敗…はずかしい〜」「プロ失格」「恥」「大反省ね」「全員クビ、もちろん監督もだ」など、サポーターの怒りや落胆の気持ちが次々と寄せられた。

 リーグ戦では今季、一時は首位に立つなど好調をキープしていた名古屋だが、ここ最近の不調によって順位も8位まで下降した。次節はホームで湘南と対戦するが、この湘南もまた天皇杯2回戦でJFLのヴィアティン三重に0-4の大敗を喫してサポーターからの大ブーイングを浴びている。奇しくも似たような境遇でぶつかる次節の対戦は、どちらにとっても負けの許されない一戦となりそうだ。