レアル・マドリードMFイスコ(左)【写真:Getty Images】

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ウエスカ戦、スペイン代表MFイスコの切り裂けたスパイクに海外注目

 レアル・マドリードは3月31日のリーガ・エスパニョーラ第29節ウエスカ戦で3-2と勝利し、ジネディーヌ・ジダン監督復帰から連勝を飾った。

 スペイン代表MFイスコは1ゴールの活躍を見せたなか、後半に相手MFからハードタックルを受けてスパイクに大きな穴が空く珍事が起き、海外メディアは「スパイクを破壊」と注目を寄せている。

 ウエスカ戦では、ジダン監督の息子であるGKルカ・ジダン、マンチェスター・シティから加入したMFブラハム・ディアスらを先発起用するなど、若手中心のメンバーを起用。そのなかで輝きを放った1人がイスコだ。

 前半3分に先制点を奪われたレアルだが、前半25分に元フランス代表FWカリム・ベンゼマがシュートを放ち、こぼれ球を拾ったディアスのパスからイスコが同点ゴール。後半17分にはスペイン代表MFダニ・セバージョスが勝ち越しゴールを奪った後、一時同点に追いつかれるも最後はベンゼマの決勝弾でレアルが3-2と勝利を手にした。

 この試合で脚光を浴びたのが後半5分のプレーだ。ウエスカのアルゼンチン人MFダミアン・ムストがイスコの突破を食い止めようと、体を投げ出してスライディングタックルを試みた。巧みなステップワークを見せたイスコがタックルを回避したかに見えたが、ムストのスパイク裏がイスコの足を直撃。そのインパクトの強さを物語るように、イスコのシューズの甲部分が切り裂けた。

 ムストにイエローカードが提示されたが、幸いにもイスコは大事に至らず後半30分までプレー。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式ツイッターはイスコのシューズに大穴が空いた瞬間の写真を投稿し、「ダミアン・ムストがイスコに恐ろしいタックルを繰り出し、スパイクを破壊した。新しいシューズを購入しないと……」と綴っている。

 サンティアゴ・ソラーリ前監督の下で出場機会を減らしていたイスコだが、ジダン監督の復帰戦から2試合連続ゴールと強烈な存在感を放つ。復活の兆しが漂うゴールとともに、ハードタックルの被害シーンも反響を呼んでいるようだ。(Football ZONE web編集部)