CBS MarketWatchによると、16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の12月物は、前日比0.90ドル高の1バレル＝57.88ドルに反発し、9日以来の高値で引けた。

　　米エネルギー省エネルギー情報局が同日発表した週間在庫統計で、原油在庫が、前週比220万バレル減の3億2140万バレルで、6週間ぶりの減少となったことから、買いが優勢となった。市場では、前週比で増加すると予想されていた。

　　また、ガソリン在庫も同90万バレル減の2億0020万バレルとなり、同日のガソリン先物は、前日比2.66セント(1.8％)高の1ガロン＝1.4883ドルと反発して引けた。一方、暖房油やディーゼル油を含む溜出油は同260万バレル増の1億2340万バレルとなったものの、米北東部に寒気が入り込むとの観測から、暖房油は同4.83セント(2.9％)高の1ガロン＝1.7292ドルに反発した。天然ガスは同76.6セント高の100万Btu＝12.329ドルに上伸した。【了】