4日放送、テレビ朝日「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」では、リオデジャネイロ五輪レスリング女子48キロ級金メダリスト・登坂絵莉がゲスト出演。残り13秒から逆転勝利を飾った決勝戦の驚くべき裏側を明かした。

スタドニクとの決勝戦を振り返り、「残り30秒でタイマー見て“負けるかも”って思って、そこから記憶がない」という登坂は、「本当に記憶がない。ビデオ観て“こんな試合してたんだ”みたいな」と続け周囲を驚かせた。

すると登坂は、決勝直前に栄和人監督からかけられた驚きの一言を明かす。VTRを確認すると、入場ゲートで集中力を高めている登坂の両肩を叩いた栄監督が、登坂に何かを伝え、登坂自身も「ハイ」と返答していた。

だが、栄監督が彼女にかけた一言とは「オリンピック楽しいだろう?」というもの。その場では「ハイ」と答えた登坂だったが、内心「今から戦うのに楽しいわけないだろ」と思っていたという。

この時のことを「覚えています、ハッキリ」と切り出した登坂は、「まず、試合始まる前、直前ですよ、入場の。人生懸けた大一番じゃないですか。そこで“楽しいだろう?”って“楽しいわけないだろ”みたいな」と栄監督に苦言を呈す。

「困ってるとは思わなかった」と大笑いする栄監督だったが、登坂は「決勝の前にアップしていたんですけど、(栄監督が)いないんですよ、ずっと」と更なるクレーム。すると栄監督は「知り合いが会場に入りたいって言って。入れないって言って、僕がチケット持って入れに行ってる時にもう(登坂が)コールされてて。“あ、登坂いない”と思って。急いで(登坂のもとに)行って“オリンピック楽しいだろう?”って」と、その経緯を告白。勝ったからよかったものの、決勝直前のドタバタには登坂も「不安で仕方ないですから。“監督どこ?”みたいな」と苦笑いを浮かべた。