府立香里丘高等学校(大阪)
府立香里丘高等学校は、大阪府枚方市にある公立の共学校。平成27年度からアクティブ音楽専門コースという、吹奏楽部、合唱部との部活連携コースが設置されており、学びながらも思い切り学校で専門性を高められるという取り組みが行われています。
野球部は昨秋の大阪府大会では5回戦に進出。阪南大高に初回に4点を奪われるもののそこから追いつき、延長13回の激闘を行いました。敗れはしたものの、この大会3位になった私立強豪校相手に一歩も引かない姿勢をみせ、大阪の野球ファンを唸らせた香里丘野球部。春夏まずは公立ナンバーワンを目指すと意気込む彼らはどんな冬をおくっているのでしょう。
■香里丘高校の澤井 康作君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が30人、2年生が26人です。
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
平日の週2、3日は陸上部とグラウンドを半分に分けて使用しています。休日は3時間全面使用できます。
利用できるスペース毎にメニューが変わりそうですね。
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについてQ. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
全体的に足が速く、積極的な走塁が出来る。小技を使った野球が出来る。あと、いつでも明るく楽しくプレーできる、という3つです。
Q. このオフシーズンのチームとしての目標を教えてください。
速い球に慣れること。それと、50メートル走のチーム平均タイムを0.3秒速くします。今の平均は7.39秒だったので、どこまで縮められるか楽しみです。
Q. 具体的な目標で良いですね。オフシーズンの名物練習やキツい練習はありますか?
マット運動です。開脚前転に後転、側転、倒立など、体を柔らかく使ったり連動した動き作りをするために行っています。股関節周りの柔軟性が鍛えられます。
Q. 懐かしいですマット運動。姿勢も良くなりそうですね。そういった練習を乗り越えて、春夏はどんな目標を抱いていますか?
公立ナンバーワンになることです!
秋の大会を振り返ってQ. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?
自分達の持ち味である足と小技をしっかり使えた大会でした。5回戦の阪南大高との試合では、初回に4点先制されたものの1点ずつ返していき同点に追いつき、延長13回までもつれ込みました。負けはしましたが、私立とも互角に戦えて自信がついた大会でした。
Q. 大会を通じて得た、自分たちの得意な勝ちパターンや理想の形は見つかりましたか?
守備からリズムを作り、足や小技を使って得点するパターンです。
Q. 強みを生かすことが一番ということですね。さて、大阪はライバルも多いですが、対戦してみたい高校はありますか?
大阪桐蔭です。全てにおいて力があり、試合をして学べることがたくさんあると思います!
Q. 確かに、全国からも「一度戦ってみたい!」の声が多いです。チームの中で、秋に活躍した仲間を紹介してください。
辻 昂輝です。エースとして全試合先発し、守備からの流れを作ってくれました。打撃でもチャンスメイクや、チャンスでランナーを返す勝負強さを見せてくれました。
Q. 続いて、チームの中で春以降キーマンとなってくれるであろう選手を教えてください。
恵南 優哉です。秋はケガでメンバーから外れましたが、大会が終わってから伸びてきているので、エース候補に名前が出てくると思います。全試合無失点に抑えることを期待したいです。
Q. 2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンだと思いますが、春に向けてどんな冬にしたいですか?
1年生は2年生に負けないくらい練習に取り組み、2年生に刺激を与えるような選手になってほしいです。2年生は1年生に負けないことはもちろん、後悔しないようにしっかりやってほしいです。この冬で覚醒する選手がひとりでも多く出てきてくれたらいいなと思います。
澤井主将、ありがとうございました!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]指導者が語る!このチームの強み■岡田 泰典監督に質問!
Q. 今年のチームは、どんなテーマを持って作り上げてきたのでしょうか。
主体的に取り組み、楽しく真剣野球をする。そして野球から学び気付きを多くし、日常生活にも繋ぎ、自分自身の成長を促す、ということを取り組んできました。
Q. 秋季大会では5回戦進出。3位になった阪南大高に追いついての延長戦でした。
秋は守りが安定し、小技での得点が多くできました。反面、打力に力の無さを感じましたね。冬は打力をテーマに取り組むのがメインで、走力アップの意識向上は継続します。
Q. 小技は守備あってこそだったんですね!最後に、厳しいトレーニングに取り組んでいる選手達へ一言、お願いします!
やるかやらないかで春先の自分、チームは全然変わってくる。その気を持って練習に取り組んで欲しいです。
岡田先生、ありがとうございました!