4月30日のスペイン・リーグ、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリード対アルメリア戦は、3−0でレアル・マドリードが快勝した。

ところがこの試合、3点目を挙げたアルバロ・アルベロアのゴール後にクリスティアーノ・ロナウドが不満げなジェスチャーをしたとして、ネット上で非難の声が寄せられている。

この試合、3点目のゴールはロナウドとアルベロアの両選手が並走する形で生まれた。シュートの優先権が自分にあったと思ったのか、ロナウドはアルベロアのゴールを祝うことなく、ネットを揺らしたボールを再度蹴り上げ、不快感を露わにした。

このロナウドの態度に、ネットでは「ゴールできないと頭を振って、ジョークみたいな態度だ」「彼をリスペクトも愛することもできないね」「ロナウドは本当に嫌いになるようなことばかりするな。本当に恥ずかしい行為だ」「天才的な選手だが、こういう癇癪を起こすなんて哀れだ」など、圧倒的に非難の声が多い。

一方で彼の行動を擁護する声もあり、「ロナウドは不快感を示したのではなく、常に最高の結果を求めているんだ」「彼は毎回ゴールを目指している。決められなくてフラストレーションが溜まったのは理解できる」「ロナウドは完璧主義者なんだ。勝てないのと同じ位、得点できないことが嫌なんだ。本当に信じられない奴だよ」などと彼のパーソナリティから、問題の態度を説明する声もあった。

シーズン終盤戦に入った現在、ロナウドは39点で得点王争いのトップに立つが、38点のバルセロナのリオネル・メッシとはわずか1点差だ。彼の今回の行動は、リーガの得点王争いが激化していることも影響していると思われる。

しかし、チームメイトのゴールを素直に祝うことが出来なかった彼の行動は、やはり多くの人に紳士的とは映らなかったようだ。