29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸して12,810ドルと、2008年5月20日以来約2年11カ月ぶりの高値を記録した。前日の28 日に発表された第1四半期の実質GDPが前期比年率1.8%増と、前期の3.1%増から大幅に減速したものの、企業の良好な決算が上回った格好。実質GDPは市場の事前予想2%増を下回ったものの、その主な原因はGDP構成比で約17%と個人消費に次ぐウエイトを占める政府支出。政府支出は5.2%減と1983年以来で