元イタリア代表主将F・カンナヴァーロが10カ月の懲役判決

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 25日、『Guardian』は「中国超級リーグの広州恒大でコーチを務めているファビオ・カンナヴァーロ氏に対し、イタリア当局が10カ月の実刑判決を言い渡した」と報じた。

 F・カンナヴァーロ氏は1973年生まれの41歳。生まれ育ったナポリの下部組織から1995年にパルマへ移籍し、そこでの活躍でイタリア屈指のセンターバックとして名を上げた。

 後にインテル、ユヴェントス、レアル・マドリードでプレーし、イタリア代表でも4度のワールドカップに出場。DFでありながらも欧州最優秀選手賞を獲得して大きな話題となった。

 昨年には現場の第一線を離れることを決断したマルチェロ・リッピ氏の後を次いで中国超級リーグの広州恒大でヘッドコーチに就任。そのちょうど1カ月前に、カンナヴァーロ氏は自身が所有するボート会社『Fd』が2005年から5年に及ぶ100万ユーロ相当(約1億3500万円)の脱税容疑でナポリ当局に100万ユーロの別荘と18万ユーロ(約2400万 円)のヨットを含む財産を差し押さえられていた。

 カンナヴァーロ氏は差し押さえられていた別荘に妻ダニエラ、弟パオロ(サッスオーロ所属)らと共に立ち入り、ダニエラに4カ月、パオロに6カ月の懲役判決がそれぞれ言い渡されたが、3人は直後に上訴している。

(記事提供:Qoly)