――それでは最後に、これから本作を観る方に向けて、テレンス・リーさんが思う見所をご紹介頂けますか?

テレンス・リー:本作「ミッシング」は、スパイ小説や映画、ドラマが好きな人には、もう痒い所に手が届くぐらいツボを抑えていますね。「こんなことは無いだろう」というのは全部「こんなことはある」と思って観て欲しいです。本当はもっとやってもいいんじゃなかろうかと思ったぐらいで、むしろ手加減している気もしましたよね。つい最近も、CIAの元職員が暴露した大問題がニュースになりましたけど、あんなことはいとも簡単で、CIAパリ支局副部長のダックス・ミラーぐらいだったら、彼の裁量権で軍事衛星を動かせますからね。アメリカは今、盗聴とか電波の傍受なんて、いとも簡単にやりますから。ドラマで描かれている何百倍も今は勢力があるから。でも、それだと全10話が5話で終わっちゃうので、そうしたという所もありますけど(笑)。ドラマで描かれていることに、特に技術的な部分で、フィクションは無いと言っても過言ではないと思います。全部、本当だと言えますよ。

あと、細かい所で色々な人間関係のドンデン返しが多くて、面白いと思います。例えば「M:I」シリーズもドンデン返しはあるんだけど、大ドンデン返し一発ですよ。私は2話目ぐらいでコイツが黒幕だと分かったんですけど、私の経験を抜きにして観れば分からないでしょうね。殺されたハズの夫や、マイケルが幽閉された城にいた謎の美女オクサナも、相当厄介で怪しかったでしょ。単純なスパイドラマではなく、そこで深みが出ているのかな。「そう来たか!」みたいな。

 全10話をイッキ見し、「仕事抜きにして面白かった!」と語ったテレンス・リー。息子マイケルの失踪事件を教訓に、海外で狙われやすい日本人の心強い武器となる“リズム”や、身近で起こりうる犯罪を未然に防ぎ、災害時にも救いとなる“人間関係”、そして愛する息子のために奔走する“戦う母”ベッカに学ぶ子育て術など、見所満載のスパイ・アクション『ミッシング』は、本日21日にコンパクトBOXが発売となる。

『ミッシング』特集ページ

一挙レンタル中!
8月21日(水)DVD コンパクト BOX発売/5,000円(税込)
オフィシャルサイト
発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン


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