ラツィオとローマが対戦するコッパ・イタリアが、5月26日18時(現地時間)に開催されることと決まった。イタリアオリンピック委員会のジョヴァンニ・マラゴー委員長が、30日に明かした。

両チームによるローマダービーは、4月8日にも行われている。1−1のドローに終わったリーグ戦でのダービーマッチでは、両軍サポーターの衝突があり、8名が負傷。うち2名は刺傷を負った。4名の逮捕者が出ており、危険性をめぐってコッパ・イタリア決勝の開催日時は議論を呼んでいた。

マラゴー委員長は「スタジアムの内外を問わず、これ以上間違いはできない。ポジティブなメッセージを伝えなければいけないんだ。お祭りとならなければいけない。それを台無しにしようとする者がいたら、今後に向けて大変大きな代償を払うことになるだろう」と話している。

ローマ県知事のジュゼッペ・ペコラーロ氏は、「キックオフ時間を18時にするのは、観客の出入りのためにも有益だろう。日にちは変えないという提案を受けることにした。すべてがうまくいくことを願っている」とコメントしている。

ラツィオのクラウディオ・ロティート会長も、「サポーターに呼びかけたい。正しさを教えるために、ルールを尊重した振る舞いをしてほしい。ピッチでは対戦相手でも、人生においては友人でなければならないんだ。そして試合が終われば、抱擁を交わさなければいけない」と訴えた。