中国大手検索サイト百度の掲示板に「日本が発明したもので世界を変えるような発明品って何?」というスレッドが立てられ、さまざまな回答が寄せられた。

 スレ主は、「中国には紙や印刷術、火薬、羅針盤という世界を変えた発明があり、ギリシャ人の科学や哲学は世界を変えた。ポルトガルは中国が発明した羅針盤を使った航海術により世界を変え、英国人は蒸気機関車や戦車、資本主義で世界を変えた。米国も自動車や電気、電話、PC、原子爆弾を発明して世界を変えたが、日本には何かあるだろうか」と尋ねている。

 これに対して、AV、化学調味料、インスタントラーメン、カラオケ、マリオ、ブルーレイ技術、液晶テレビ、ポータブルオーディオプレーヤー、武士の刀、切腹など、多くの意見が寄せられたが、これらが世界をどのように変えたのか?と反論する意見も多かった。

 インスタントラーメンについては「世界中の人の胃を悪くした」という意見、またカラオケに関しては「世界中の人のストレスを軽減した」という意見があった。

 ほかにも、非常にたくさんの優秀なアニメ作品は多くの若者に影響を与えた、というコメントや、人類史上初の長編小説を書いたのは紫式部だという意見、風格を示すのに不可欠な道具である扇子を発明したとの主張もあった。

 しかし、「日本人は、オリジナルはダメだ。でも他人の発明した既存技術を最高レベルまで発展させることができる」という意見や、「日本は外国に学んでから改造し、最後にはオリジナルを超える。現代の多くの電子製品のコア技術は日本のものだ」と指摘するコメントもあった。

 そのほかの意見としては、「われわれ中国人が使用している専門用語の多くが日本人による翻訳で、日本人がいなかったらわれわれはほとんど話ができない」というコメントもあった。(編集担当:畠山栄)