31日、CSKAモスクワに所属する日本代表MF本田圭佑のラツィオ移籍が破談となった。スポーツ報知によると、「30日夜からの交渉でラツィオはあらかじめ設定した限度額をはるかに超えた金額でほぼ合意に達した」ものの、「一括払いを強く求めるCSKAと分割を希望するラツィオでまたもめた」のだという。金銭面で大きな隔たりがあり、それを埋めようとしたラツィオ側の努力が結局は実らなかった、という流れにあるようだ。

 しかしSoccer Journal編集部が26日に「一貫性なき報道、本田圭佑の移籍は成立するのか?」という記事で報じたとおり、本田の移籍報道はこれまで二転三転してきた。一部では「決定」という文言を用いた報道もあり、多くの本田ファンにとってこの結末は落胆以外の何ものでもないだろう。

 ネット上でも、"移籍決定"と報じた一部メディアの報道姿勢について「これで何を書いても良いって前例ができてしまったな」「移籍決定の飛ばし記事の謝罪しなよ」「本田に賠償金払えよ」「言い逃れ記事書いてんじゃねーよ」といった声が挙がっている。

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